2017年8月18日金曜日

球磨川のヤマセミは大物食いなのだ! The Crested kingfisher of Kumagawa area is big fish eater !

 人吉市を中心とする球磨川流域のヤマセミは大物食いだという話は過去においてもこのブログで幾度もご紹介している。
 通常ヤマセミの獲物は北海道から九州まで、せいぜい10~15cmのオイカワやウグイ、アユなどが多いが、球磨川ではなんとナマズや毒針を持つギギまで丸飲みする。

 ヤマセミが何を餌としているかの証拠画像は相当数押さえてあるので、研究論文にまとめてご紹介する予定だ。以前このブログで紹介したものを以下に記するのでご参照されたい。
http://yamasemiweb.blogspot.jp/2014/05/this-is-process-that-crested-kingfisher.html

 今日ご紹介する画像はやはり大型の魚をゲットして、取りあえずいつもの岩まで持ってきたまでをご紹介。

 今回は結構近くで撮影出来たので、詳細が判ろう。
まずは一度目の採餌

これ見よがしに自慢しているように感じた。

二度目の採餌も誇らしげな様子が見て取れる。

これからこの大物を飲みこむまでが大変だった。

食事後のヤマセミはくちばしにウロコが付いたままだ。

アップ画像にするとよく判る。

そのウロコを取るためにダイブして水中で首を振ってくちばしを洗う。

アップにすると瞬膜が閉じた眼もアップで良く判る。


2017年8月17日木曜日

団塊世代は真夏の長雨を美術館で過ごすのがあたり前! Baby boomers spend time at art museum in rainy day of summer.

 昨日に引き続いて今日の東京地方は雨だ。8月に入ってからずーっと毎日雨だという。6日に熊本から戻って以来太陽を観たのはほんの一瞬、サンセットランニングの時の夕陽ぐらいなものか?

 別に雨だからという訳でもなかったが、この雨が続いた8月はずいぶん美術館で過ごした。東京都美術館(=ボストン美術館の至宝)、国立新美術館(=ジャコメッティ展)、損保ジャパン日本興和美術館(=吉田博展)、東京ステーションギャラリー(=不染鉄展)。

 いずれも自分で是非行きたいと思って、あるいは何となく「良いんじゃないだろうか?」と勘を頼りに行ったわけでも無い。確証を持って行ったのだが、その確証を持たせてくれているのが、大手広告代理店で同僚だったH氏(武蔵野美術大学卒)の毎日2~3カ所を巡った美術展レポートFacebook投稿だ。物凄いエネルギーで東京近郊~千葉から横須賀の外れまでくまなく回っている。
 この方はもちろん美術系大学を出て美術全般に関する知識は生き字引と言って良い。各作家の生い立ち、世の中からの評価、作家同士のグループ事情、売買の際の価格など。

 もう一人北九州門司区在住で1960年小倉市(現北九州市小倉北区)に住んでいた時代の小学校クラスメートが居る。絵画収集家なので、美術界・収集家の間での評価・価値やオークションの落札価格を良く知っている。

 それぞれ審美眼は凄いのだろう、お二人ともとても筆者には無いモノを持っている。的確な批評・評価をしてくれる。しかし随分筆者の見方とは違うようだ。それはそれで全然気にならない。これは良い悪いではなくあくまで嗜好の問題で、自分的には食べ物の好みと同じだと思っている。

 多分美術界で通用している一般的な評価の物差しは自分にはこれぽっちもないと思っているのでとても気楽だ。好きなものは好き、そうでもないモノはそれなりに観ている。ましてや、その作家の作品は他の誰々より優れているだの、劣っているだのは言わない。「じゃあお前にそれ同等の絵を描けるのか?」と問われれば判ろう?無理に決まっている。
 画商の付ける値段だって好きな人が多ければ需要と供給で高くなるだけだろう?宝石・ジュエリーやコレクターズアイテムのレコードのオークションと何ら変わらない。
 一時期自分の元に置きたいが為、高いお金を払って自分の手元に置くだけだろう?コレクションなんてそんなものだ。
 これは自分がオールディズのオリジナルレコード(米国盤・英国盤)を数千枚コレクションしているから良く判っている。

 例えばどんなに美味しくても、有名な料理家や美食家が「この美味しさが判らなければ駄目だ!」と言っても筆者はアボガドを絶対に美味しいと思わないし、食感が気持ち悪いし食べたくない。
 流行のパクチが大嫌いで「何であんな青虫みたいなもの食べられるの?」という多くの人達と同じだろう、気持ちはよく判る、と言いつつ筆者はプランターで沢山パクチを育てる程大好きなのだが。

 筆者は永年自分で写真を撮り続けているし、時々は水彩画も描く。従って人の絵画作品を観る時は、どんなに有名な画家の絵であっても、どうしても構図だとか意図する演出だとか、描きこみ方だとか、どういうプロセスで完成まで持って行ったのだろうとか、自分が描く場合を考えて観てしまう。
 自分で絵を描かない人がいくら良いの悪いの、好きだ嫌いだ言ってもしょうがないと思う。だからその絵画・その他作品の一般的な評価などは気にした事もない。

 これは、自分で楽器を一つも弾けない方が、オーケストラその他の演奏やバンド演奏を上から目線で偉そうに良いだのいまいちだの批評するに等しい。前にもこのブログで述べたが、テニスの松岡修造が錦織選手を批評するのは当然だし、筆者もじっくりと解説を聞く。しかし同じ松岡修造が世界水泳やサッカーで日本チームを解説するのは納得いかない。逆にサッカー選手や水泳選手がテニスの批評や解説をしたら松岡修造やご自分でテニスをおやりに成る一般の方々はどう思うだろう? 判りやすく言えばそれと一緒だ。

 だから展覧会も、決して有名な画家、評判だから行く訳ではない。「お前行った?まだなの?」と言われたくないから行くのではない。好きな展覧会は同じものに何度も行くことがある。変わり者かもしれないがそれで良いのだ。そういう観点からすれば、H氏の連日の美術展レポートはもの凄いと思う。誰にも真似出来得ない彼だけのモノだろう。ある意味展覧会評論家という新しいジャンルを確立した美大出のパイオニア・プロだと思う。

 団塊世代も、少しでも絵心が在るのであれば美術館へ行こう!
事情通によると大変重要な展覧会らしい・・・・・が。

江戸時代のポスターにあたる絵看板は初めて知った日本の文化。

こちらは新宿副都心の美術館で。BOSTONより遥かに混み合っていた。


左、吉田博。右、浅井忠。左の吉田博の画を観た途端、頭の中に在った浅井忠の似た様な街道筋宿場を思い出してしまった。まさか二人で一緒にスケッチ旅行にはいかなかったと思うが、似た様なシーンを描いているのに驚かされた。ただこの二人、調べたら深い交流が有ったのだった。
なんと!ヨセミテ公園の1000m絶壁もモチーフに。英語力と行動力を駆使して、日本人としては数少ない西洋人に受け入れられる「作品」と「演出」は何であるかを知った人物の様に思える。
鈴木英人や永井博など、1970~80年代のトロピカルブームで売り出したイラストレーターたちがヒントを得た様な気がしないでもない。


展覧会レポーターとしてプロ級のH氏(左)北九州から日帰りでジャコメッティ展を観に来た幼馴染・小学校クラスメート(中央)と筆者(右)
最後の部屋は撮影可能になっていて非常に良いと思った。

この日、本来は高校の同窓生ファミリー同伴上野集合で、国立科学博物館へ「深海しんかい」を観に行くはずだったが、上野附近豪雨!で身動き取れず。
集合メンバー一同、上野文化会館で雨宿りの図。急遽東京駅ステーションギャラリーへ予定変更・・・。
H氏のレポートが無かったら知るすべもなかった極めて面白い発想をする日本人作家「不染鉄」。午前中は横浜の煉瓦造りのレストランで打ち合わせ、午後は東京駅丸の内駅舎。結局この日は煉瓦の建築物のはしごだった。
東京ステーションギャラリーは東京駅の建物そのもの自体重要文化財だし、赤レンガの壁の美術館として非常にユニークで趣がある。同行したメンバーの中の一人、高校時代のクラスメート美大出の女性は「何で美術館の壁ってこういう個性的な所が少ないのかしら?」と言っていた。

個人的には沖合に出た者にしか判らない、沖の海の表情を見事に表現していた。もうそれだけで作品の前に釘付け!(画像は作品の部分)

絵を入れた額装の部分にまでいろいろと描き込んでいる。発想とユーモアのある作風は美術的には高く評価されないかもしれないが、人間として非常に共感を覚えた。

2017年8月16日水曜日

真夏のヤマセミ幼鳥教育! The education of young birds of Crested kingfisher is continued at Hitoyoshi basin.

 関東エリアは40年振りで16日間雨の日が続いている。その40年前つまり1977年の記録的長雨こそ、1978年青山のVAN=ヴァン ヂャケットが倒産した一因となった前年の夏の低温長雨なのだ。
ご参照=「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」より
http://yamasemiweb.blogspot.jp/2015/07/blog-post_11.html

 この年、1977年の夏は青山のヴァン ヂャケットの販売促進の部屋で来る日も来る日もラジオで天候不順による農作物への影響、エルビス・プレスリーの死亡ニュースなどを聴きつつ、沢田研二の「勝手にしやがれ」、ピンク・レディの「渚のシンドバッド」あるいはイーグルスの「ホテル カリフォルニア」などが流れていた頃だ。

 一方で、九州は連日夏らしい日が続いてはいるが、夕立落雷で不安定な日々の様だ。球磨川も連日増水しているのだろうか?
 
 今日は2週間前の球磨川本流におけるヤマセミの遅めの幼鳥教育の様をいくつかご紹介。山奥の渓流ではなかなかお目に掛かれないヤマセミ達の動きを生態記録としての写真データでご覧頂ければと思う。
幼鳥を追い回し教育する親。

水に叩き落されても再び親にたてつく幼鳥。


3~4羽が150mの川幅一杯に展開する様は人吉ならではの事。

幼鳥をどやす様に追う親鳥。

急なターンでチェイスに戻る!

ほんの1週間ほど毎朝繰り広げられるパフォーマンス。

2017年8月15日火曜日

キジが飛ぶとこうなる!Japanese Pheasant fly like this!

 日本の国鳥キジという大型の野鳥に関しては、なかなか出遭えない人と、犬や猫同様のレベルで出遭える人とその行動エリア・地域性により大きな差が生ずる。
 武蔵野一円・東京近郊では、居そうでもキジに出遭えることはまず難しい。東京都では絶滅危惧種指定を行っている程だ。
人吉では早朝散歩すれば球磨川土手で見かけない日は無い程。特に晩秋から早春にかけては東山魁夷さんの絵のような風景になる。

球磨川本流・支流土手では必ずと言って良い程出遭う。

 これが、雉馬(きじうま)を郷土玩具としてアピールしている熊本県人吉市では日常茶飯事、郊外の温泉町などでは毎日出遭うほど生息数が多い。球磨川左岸の小柿・大柿エリアではキジの方も慣れたもので、車から出なければ10mくらいの距離でも逃げない。
人吉の郷土玩具「きじうま」

草深い畑の中であれば、これまた15mくらいの距離で、一緒に並走して走ったりできる。これがまた走ると意外に早いのだ!幅8m程の深い溝など一っ跳び。
早朝のキジのジャンプ!

確かに大げさで綺麗な尾羽を持っているだけに、飛ぶのはあまり得意ではないが、鶏ほど酷くはなく、幅150m程の球磨川本流を十分飛んで渡れる程の飛翔力はある。

 今日は、幅150mの球磨川本流を渡って来たものの、あまりの人の多さに踵を返して左岸へ戻っていったキジの姿をお届けしたい。
ヤマセミを追っていたこちらが何かの視線を感じて探したら、じっとこちらを見るキジと目が合ってしまった。

それから周りを見渡し、堤防上で談笑する人達に気が付いたキジ君は・・。
クルリと回れ右して・・・。

左岸へ戻っていった。まるで今は亡きコンコルドの離陸の様に・・・って生では観た事は一度も無いが。

羽ばたきは決して大きくないが、結構普通の野鳥の様に飛んでいった。

何だか五十肩で肩が上がらないような飛び方だった。滑空時間が長い感じ。

対岸に着地する頃は肉眼では河原の岩に紛れて見え難くなっている。

2017年8月14日月曜日

人吉で盛夏の花を探すとこうなるのだ。These are beautiful flowers of peak of summer at Hitoyoshi basin area.

 正直、真夏は野鳥が木の葉に隠れてしまう上、繁殖後の幼鳥教育のタイミングなのでなかなか人里へは出てこない。従ってなかなか野鳥観察も暑い中厳しいものがある。
 
 しかも、そろそろスズメバチの巣が大きくなり、攻撃的に成る頃なので、その他の毒虫と共に注意を怠ってはならない。過去数回マムシを踏んづけた事は在るが、一躍話題になったヤマカガシ含めて蛇には咬まれた事はない。ハチは地バチの巣を踏み抜いた事があり、一度に4匹以上に刺され大騒ぎに成った事がある。その後蕁麻疹に悩まされているが、10年経ってだいぶ治まって来た。

 今日は今回の人吉遠征で探鳥の合間に撮影した人吉盆地~市房山麓までの植物をご紹介。花の撮影はあまり慣れていないが、何とかどんな花なのかだけでも観て頂けると嬉しい。

 なかなか東京の武蔵野に居てはお目に掛かれない、珍しい花も初めて見たし、それなりに花というジャンルにも地域性が在って良いモノだと思った。例によってコンテストに出すような花専門の写真愛好家のようにはいかぬが目を細めてご覧頂ければ幸いだ。
まずは市房山登山口に咲くウバユリ、初めて見た。


花弁が根元から裂けていてユリの中でも異質な感じ。

大体葉っぱがユリの花らしくない。薄暗い木立の間に咲いていた。

さー、これは何の花でしょう?タバコの花です。

熊本県は煙草の葉の生産量が全国トップクラス。だからここ選出の自民党議員が東京オリンピックまでに禁煙を!という議員提案に反対し続けているという・・・。世界を知らぬ井の中の蛙。

ツクシイバラ原生地の土手に咲き乱れているオニユリ。

もうピークは過ぎたろうが、なかなかこれだけの群生も珍しいのでは?

オニユリの間を飛び交うキアゲハ。そういえば2枚前のオニユリ画像の左下にボケながらもキリギリスらしきバッタが見て取れる。