2018年5月27日日曜日

団塊世代も歳をとると色々ちぐはぐな事が起こるのだ。 There are many kind of people in Baby-boomer generations.

 この週末は久しぶりに「団塊世代のヤマセミ狂い外伝シリーズ」だ。今日のブログはこの5月4日から自分の車を運転して東京ー人吉を往復。大阪ー新門司の片道はWifiの繋がらない阪九フェリーに乗ったが、帰りは全行程・高速を使って合計3,220kmを走破。昨年より370km多かった今年の行程、日数も23日間、つまり3週間ちょっとという長丁場だった。

 そのツアーの詳細と画像レポートは、画像処理後少しデータを精査・改めてこのブログでご披露する予定だ。

 今日の話は野鳥関係、クラスメート関係で団塊世代に限らず計16名を超す多くの方々との交流がきっかけで色々な事を考えた事がベースに成っている。勿論、団塊世代のヤマセミ狂い外伝のネタを思いつくヒントに成ったという事で、お断りしておくが決して出会った方々の事を論ずるわけではない。

 筆者は広告代理店関係の仕事に長い事従事してきたせいか、職業病だと思うが、物事を進めるにあたっては常に先を読んで物事を進める、更には無駄を極端に嫌う癖がついてしまっている。同時にプランは2~3通りは用意するのが当たり前、ちまたでよく使われる、お勧めの方法プランAがダメだった時のプランBを、更にはプランCを必ず用意しておくという事だ。これは仕事に限らず生き様、普段の生活にも深く影響を及ぼしている。

 理由はいくつかあるが、コミュニケーションのスピード、正確さに関してはプレゼンの締め切り、公共関係の書式の厳しさ、届け出の締め切りの厳格さなど、「約束事」が非常に多く、またそれが千差万別だったりする事への対応を行わねばならなかった仕事の性格が下地に成っているのだろうと思っている。

 こういう環境に加え、更には東京と九州の小学校4校、中学校2校を転校して渡り歩いた子供時代の「実体験」が、「世の中には【普通】という普遍のモノは存在しないのだ。その地方・地域毎で価値観は違い、ローカルルールや生活習慣をベースに、正しい事もそうでない事も各地域で異なるのだ・・・。」という事を体で知ってしまっている。
 更には広告代理店時代通算2万枚に成らんとする名刺の重み。其れだけ多くの人と接して「普通の人」に該当する人など一人も居なかった事を良く知っているからかもしれない。

 小さい時から同じ所で生まれ育ち、近所の仲間もそうである事の多い一般の人々がこう言う事実に気が付くのは、大人になり色々な所へ出て、色々な職種の人々との異業種交流やメディアの報道で世の中を知る事になるのだろう。一方で生きている間にずーっとそれに気が付かないままで居る人も結構多いのだろう。

 ややこしい話に聞こえるだろうが、人間70歳近くに成ると色々な性格・価値観を持ったタイプに人間になっていく。歳をとる事で頑固になると余計それが強調されるのはご存知の通りだ。

 ここで筆者が気に成った自分とは違うタイプのご紹介をしてみたい。

■自分の物差しでしか物事を観ない・理解・説明しない人

 例えば、待ち合わせをしていて携帯端末で「あとどのくらいで来られる?」と問うと「ゴメン!もうすぐ着くから、」という返事しかしない人。具体的に、「あと15分くらい。」だとか、「今新宿通過だから、15分で確実に東京駅に着けます。」など具体的な場所や時間を言わない、あるいは言おうとしない人がいる。

 待っている方は先が読めない。15分あればトイレも行けるし、ちょっと気になっていたエキナカのお店も覗けるだろう。これが出来ないのだ「もうすぐ着く」では。 「もうすぐ」ってどの位の時間だと思う?と30名くらいにアンケートを取ってみれば判ろう。千差万別のはずだ。

 モノを表現するにも「とても広いんだよ!」だとか「メッチャ重いんだ」とか、自分の受け取った感じで全てを伝えようとする人。具体的にサッカーグランド位、だとかバレーボールコート位とか説明できない。人間一人くらいの重さ、柴犬ほどの重さ・・など相手が理解しやすい「例え」を説明の中に入れない。つまり係数単位を使えず感覚表現しか出来ない人々。これはなかなかつき合い辛い。

 量やサイズの単位や誰もが理解できる例えで説明できない人と同じで、「味覚」に関して説明の出来ない人も多い。
 広告代理店時代によくあった話。昼休みランチに向かう際、同じプロジェクトルームのスタッフに「さあ、ランチ行こう!何を食べたい?」とレディ・ファーストで女性陣に訊くと、中に「美味しいもの!」と真っ先に言う人が居た。この神経が未だに判らない。

 「美味しいもの」は人によって千差万別だろう?筆者は人間の味覚、美的感覚、笑いの感覚は人によって異なるからこそ面白いのだと心得ている。

 同じ様な例えで、若い女性にどんな相手(男性)が良い?と訊く(アンケート)と「優しい人が良い!」という返事が一番多かった時代がある。その優しいってどういう事?誕生日や何かの記念日に花やケーキ、あるいはプレゼントをくれる人?いつも女王様のように気遣ってくれて優しい言葉をかけてくれる人?

 「それって、単に貴女にとって都合の良い人ってだけじゃん?」と最近{バカ論」で話題になった北野 武が一発で判る明快な解説を当時していたのを想い出す。小気味よかった。
筆者と同じ考えの部分が多いので非常に気に成っている。

 一方で、口数も少なくシャイでぶっきら棒だけれど、いざという時に重い荷物を持ってくれたり危険から身を守ってくれる。あるいは本当に困っている時に相談に乗ってくれたり、手を差し伸べてくれる人が最高だという女性もいる。さてどちらが本当に優しいのだろうか?たぶん利口な女性の事だから、上手くこの双方を使い分けるのだろうと踏んでいるが、如何だろう?

 週末日曜日の夜、団塊世代の爺たる自分の場合は?と考えてみるのも良いかも?

 

2018年5月26日土曜日

錦町のツクシイバラ原生園でホオジロが声高に鳴いていた。 Meadow Bunting singing louder at famous wild rose Tukusiibara of Nishiki-machi.

 毎年5~6月に人吉に来た場合は必ず球磨川河川敷のツクシイバラ原生園へ行くことにしている。この時期此処へ来れば必ず出遭えるセッカとホオジロ、特にセッカはなかなか撮影し難い小さな野鳥だ。前にもこのブログで説明したが、このセッカ、風の吹いてくる方向へ向かって飛びながらヒッヒッヒッとホバリング状態で空中停止していて、しばらくするとジュジュン~ジュジュン~ジュンと物凄い横っ飛びをしながら降りてくる。

 その降りて来て留まるのが、ツクシイバラの花園にある少し他より背の高い枯れ枝なのだ。おまった今年は背景にツクシイバラを持ってくるのではなく、野鳥が留まった足元やすぐ傍に咲いているツクシイバラを一緒に撮れないだろうかとチャレンジしてみた。

 セッカは、先日5月23日付のこのブログでご紹介した通りだが、今日の主役はホオジロ!何とこのホオジロはツクシイバラ原生園のある錦町の鳥なのだそうだ。写真コンテストに興味のある方々は、是非このホオジロとツクシイバラのコラボレーション撮影に挑まれては如何だろう?

 普通野鳥は朝日の出から2時間が活動のピークだが、ホオジロは繁殖期の今真昼間でも囀っているのですぐに判る。セッカも同様だ。





ツクシイバラの袂で大声で囀るホオジロ!錦町の観光ポスターに如何だろう?

ホオジロを正面から見るとまるで歌舞伎役者の隈取みたいだ。



なかなかこういうチャンスもないとは思うが、花鳥図の大好きな日本人だもの!


2018年5月25日金曜日

今年も遠征で広がった「ヤマセミによる人の輪」 Friend communication by Yamasemi still developing wide and wider.

 5月4日(大型連休中)午前0時に東京世田谷の東名・東京インターを出発、3日後偶然発見したヤマセミの繁殖行動に張り付き、雨と高温の日々車の中からただひたすら観察を続けた今回の人吉行。切りが付いたので日本列島を北上しながら「ヤマセミによる人の輪」の結束固めを行っている。

 5月4日の大阪・河内長野市の岩沸山四季彩館での出逢いに始まって、今日の佐賀県大授搦(だいじゅがらみ)東与賀公園でのヤマセミ佐賀ウォッチャーとの再会を含め、今回も数多くのメンバー、小学校のクラスメートとの交流を深め日本列島を車で移動、明日からは東方~北方へドライブは続く。

 移動中の宿泊施設での野鳥画像精査やブログ投稿は睡眠時間を確保するため、コンデジでの移動レポートに徹したい。したがって野鳥画像に関するブログは少しおあずけ。

 現在ガソリンが高騰している。熊本などでも1Lあたり152円もしている、高速道路のGSなどでは155円が相場だった。明日朝早い出発なので今日北九州で満タンにしたが、セルフでも148円/1Lだった。

 出来るだけ、長距離トラックが走らない山岳エリア縦断高速道路を使用して北上する予定。
出発して最初に出逢ったFB繋がりがきっかけの瀬沢氏、優しい人柄と色々なジャンルに幅広い造詣をお持ちである事が一発で判った。大のバラ好きの御仁。楠木正成で有名な金剛山付近の岩沸山にあるアウトドア施設。東京にはない素晴らしい施設で羨ましい限りだった。
闘病中の小学校時代クラスメートを見舞うついでにミニクラス会。辛い闘病生活なのに根っからの明るさがそれを感じさせない、強い友だ。

同じ北九州小倉から人吉へヤマセミに出逢いに通う田代氏。連休前半人吉に滞在していたという事で情報交換。

川辺川を遡上し五木村では、資料館やませみへ筆者のヤマセミ写真集を贈呈しようと思ったら、国交省の資料館は閉館。新たに五木村がヒストリアテラス五木村を開館。そこへ贈呈してきた。資料館やませみ・・・だからと思ったのだが趣旨がぼけてしまったかも。

 
人吉のヤマセミの原点、古江氏宅に集合した球磨川水系でヤマセミの生態観察・撮影を行っているメンバー4名。今回もブッポウソウその他出遭いにくい野鳥を観察。

日本クロツラヘラサギネットワーク、八代野鳥愛好会など数々の野鳥団体の「頭」を務め、日々多忙な高野茂樹博士を中心に、この7月8日八代市で開かれるカワセミ・ヤマセミを中心とした野鳥の勉強会の打ち合わせ。筆者も古江さんも参加する予定。

 
毎日欠かさず人吉のヤマセミ情報を送って下さる辻医院の辻正彦院長。ヤマセミ神社こと矢黒神社で記念撮影。

大石堅志郎さんは錦町のツクシイバラ原生園をボランティアで整頓する自然愛好者。野鳥に関してもツクシイバラ同様非常に事情通。

球磨川漁協メンバー名漁師の島津さん。右のアオサギ通称「チビ」とは10年来の仲良し。

佐賀の大授搦で再会した石井氏。彼は佐賀の山間部のヤマセミを観察中。素晴らしい接近画像を幾つもモノにしている。

人吉への行きに見舞った小学校時代のクラスメート、勿論帰りにも新しい治療法で入院中の所を見舞った。女子クラスメートも是非と参加。この女史、旦那は九州一の眼科医。

  昨年に続く今回の自分の車で行くヤマセミ観察・探鳥行はこうした数々の方々の応援と励ましがあってこそ上手くいっている。FB上でしか繋がらず、リアル(現実)には逢った事もない「FB友達」に「いいね!」を送ったり誕生日のメッセージを送る「虚」の世界がどうしても好きになれない筆者は、生で相手の目を見ながら会話し、握手できるリアルの友達を大切にしたい。

 今回も出逢ったときは勿論、そのアポ取り前後でも携帯ショートメール、FBのメッセージでも数多くの心温まる気遣い・精神的な応援を頂いた。7名の方からは差し入れまで頂き恐縮この上ない旅となった。
 タイミングが合わず残念にもお逢いできなかったが、熊本の大森さん、山田さんご夫妻、人吉の川崎さんなどなど、情報端末や携帯音声電話で繋がれお互いの元気を確認できて良かった。

 情報端末などコミュニケーションツール(手段)は21世紀に入って早20年が経とうとしている現在、世の中には数限りなく普及した。これがあるので人間同士コミュニケーションが疎になる事は無い。それを上手く駆使するのは人との繋がりを大切にするためとしては現代人の義務だろうと思う。

 しかし、実際は生で逢うのが一番のコミュニケーション方法である事は勿論だ。昔も今も変わらない。一方でSNSやFB上の仮想空間で「繋がったつもりと繋がっているはず」で生きている現代人の多くは、実はとても寂しい人生を歩んでいるに違いないと踏んでいるが如何だろう?

 消防署の標語にあった「消したつもりと消えたはず・・。」に成らぬよう心掛けたい。

 こうして、ヤマセミがきっかけで色々な方々との交流が深まり広がる事こそ「共創」そのものだと説く恩師・三輪啓之・元早稲田大学理工学部教授。はたして今年の学会発表はご期待にそえるだろうか?

 さて、明日はどのような旅に成るか・・・すべては風任せ。

2018年5月24日木曜日

早朝4時52分山荘でヤマセミと遊んだ。 I played with Crested kimgfisher on 04:52 early in the morning at private mountain cottage.

 16日間車の中から精神と体調を壊しつつ観察をしたヤマセミの営巣巣立ち行動。崩れた体調と気力の復活を兼ねて、人吉の建築プロデューサーの勧めもあって彼の山荘に2日間ご厄介になった。
 1年前自費出版した「人吉市のヤマセミ」にも掲載させて頂いた、朝食をヤマセミと一緒に摂るシーン、デッキの鉄の手すりから逃げる二羽のヤマセミを撮影したあの山荘だ。

 その画像は3年前の撮影だったが、今日の画像は2日前の撮影だ。ただし早朝4時50分からの撮影。普通ならとてもではないが撮影は無理な明るさ。CANON EOS 5DMarkⅢなくしては撮影できなかったろう。最初の方カットのほとんどはISO25600(最大値)f5.6、シャッタースピードは何と1/10を手持ちだった。

 夜が白んで、明るくなるにつれ撮影感度その他は上がって行ったが、基本的に雨の朝。晴れの日とは基本的な部分が全然異なる。更に現場は山奥の高い木立に囲まれた場所に建つ山荘。建物自体直射日光をあまり浴びないように立地されている。暗いのだ。

 しかし、暗ければ暗いなりのヤマセミ。

 ガラス戸に写った己の姿を競争相手、縄張り荒らしと見て猛然と体当たりを繰り返す姿を幸運にも正面から撮る事が出来た。ヤマセミの生態記録としてもあまり例のない画像だろう。三脚を使えないのは当たり前だ、人間には暗くても、ヤマセミには十分見えるはずだ、たとえはやの中に居でも動けば悟られてしまう。前の晩からいつどこへ来るか判らないヤマセミ合わせて撮影準備など出来る訳が無い。これは現場に来れば一目瞭然だ。

 真っ暗の室内から、深夜よりはほんのり明るくなったウッドテラスの柵にヤマセミが留まったのが見えた。最初に撮った画像は立ったまま、じーっと息を殺して約20分、同じ姿勢で撮り続けた。一度ヤマセミがデッキから居なくなった時に、二階への階段に座り柱の陰に隠れられるようポジション取りをし直した。

 暗いうちのブレの強い画像から、だんだん夜が明けていくにつれ、しっかりとした画像に移っていく。いつもと違うヤマセミのイメージが届いただろうか?

 素晴らしい山荘の内部ご紹介はまた後に、じっくりと。実は筆者が出演させて頂いたRKKラジオ熊本・週末土曜日18:30~17:00オンエアーの「球磨川スピリッツ」の最新版15回目以降は此処で録音されたのだった。
 
朝4時52分、最初の1カットだ。レンズはEF70-300mm F4-5.6L IS USM


1/10のシャッターだとこういう画像に成るようだ。


右のメスの方が断然強気で盛んにカラス戸にぶつかっていた。

こういうシーンは未だ撮った事が無かった。

ガラス戸にぶつかる衝撃を考えると、命を大切にしろとヤマセミに言いたくなる。

ぶつかる瞬間は、ほぼ真っ黒に写っていたが、デジタル処理で何とか見られるようにした。

自分が16日間苦労したヤマセミと比較すると余りの差に一瞬腹立たしくも思ったが、ヤマセミ神社の神様が、埋め合わせをしてくれたに違いないと思うようにしている。

此の山荘2日間静養のおかげで、人吉から車を運転して日本列島の北側へ戻る気力が生まれた。感謝感謝だ。

2018年5月23日水曜日

球磨川のツクシイバラ自生地で野鳥!2018年バージョン。 I took several photos of wild-birds at Tukushiibara wild-rose garden of Kuma-river again!

 2年前2016年5月29日付のこのブログに掲載した「球磨川のツクシイバラ自生地で野鳥を撮る!」 I took several photos of wild-birds at Tukushiibara wild-rose garden of Kuma-river in Nishiki-town of Kumamoto Pref. は、何故か大好評で過去において1万回程のアクセスを頂いて第2位のポジションにいる。

 熊本県球磨郡錦町のツクシイバラ自生地では、今年も満開に近いツクシイバラが芳香な匂いで球磨川河川敷を覆いつくしている。
 毎年この時期はヤマセミの営巣時期に重なるので、必ず人吉盆地に来た際はこのフィールドに立ち寄ることにしている。今年も既に3回ほど立ち寄ったが、昨日はほぼ満開で一番良い時期に行けたようだ。

 今年はツクシイバラの原野の中を歩けるようにボランティアの方々が連日草刈りをされていたのを土手上道路から幾度も見かけている。頭の下がる思いだ。

 今年もセッカ、ホオジロ、ヒバリがその中心的野鳥だが、昨日は地元で野鳥その他の情報に詳しく写真もいろいろされる、大石堅志郎さんに偶然ツクシイバラ原生地でお逢いした。ラッキーだった。色々なツクシイバラ保全に関する苦労話やノゴマやオオジシギなども草むらに居る事がある…といった大変魅力的なお話を伺う事が出来た。

 まだセッカの数が少なく、先日と同じ1~2羽しかいないようだったが、パターンを覚えたので少し撮影できた。




鳴きながら飛んでくれるのでセッカの位置は判りやすい。このおかげで視力が戻った。




ツクシイバラ原生地の事なら何でも知り尽くしている大石さん!


2018年5月22日火曜日

この16日間観察し続けたヤマセミ営巣は残念ながら失敗に終わった様だ。Breeding of Crested kingfihser,which I observed these 16days seems failed.

 地獄から天国へ復帰したのも、たった一日でまた地獄のどん底に落ちてしまった。結局ヤマセミ2羽が巣から落ちて落命したのだった。未確認だが昨日のどさくさで一羽がかろうじて巣立ったと考えたいが、正確には数か月後にこのブログで発表となろう。

 しかし、16日間毎朝4時半起きで連日7時間は車の中から観察を続けたので、もう体力的にも気力的にも限界に来ていた。いわゆる一種のエコノミー症候群だったのかもしれない。実は数日前からストレス性と思われる軽い下痢を起こしていた。
 昔から消化器系はめっぽう強く、1977年あるイベントで出された昼食弁当で集団食中毒が発生、救急車が10台以上来た事があったが、その弁当を二個食べた筆者は何ともなかった。其の筆者が10年振りくらいの下痢を発症したのだから、今回の張り込み観察は相当なストレスだったのだろう。

 特に今回の営巣ヤマセミつがいはおそらく初めての繁殖だったような気がする。何故そう思うかは今後逐一レポートしようと思うが、結論から言って今朝の親鳥の動きがおかしいので、初めて巣穴の下へ行ってみたら、巣立った直後化途中と思われる幼鳥?ヒナ二羽の残骸を発見してしまったのだ。4年前落下してカラスとテンなどにやられた一羽の残骸と全く同じだったが、今回は時間が経ってからの発見だからか羽根しか残っていなかった。

 昨日の親鳥のパニくった動きの最中、一羽はどうやら巣立ったように思われるが、其れが最後の一羽だったのか唯一の一羽だったのか東京に戻ってすべての動画・静止画を精査して判断したい。残念だがこれが自然の無慈悲な現実なのだ。これに関しては決して落ち込まない。16日間も観察した結果がたとえもし全滅であっても、その16日間の給餌の様子や外敵からのヒナを守る親の行動などが事細かに動画と静止画で記録されており、小さいながら自分で録ったメモ記録が残っている。これらは日本の何処を探しても無いと思う。

 4年前の3羽巣立つまでの記録と合わせて、6か月~1年後にはヤマセミの生態記録を発表する所存だ。全ての掲載画像(動画を含む)のオリジナルデータを付けて、関係各所へ進呈しようと考えている。
2日前まで顔をのぞかせていたヒナ。しかし4年前と決定的に違うのが、巣穴の正面位置的に親鳥の姿が見えない事だった。その事が今回の繁殖失敗の最大の原因かもしれない。

 まだ精査していないが、メスの親は後ろ向きに巣穴から出てくると必ず左周りでターンて戻った。この画像はこの前の部分が無い。シャッターを押したのは此処からだった。理由は前向きに出て来たので急に穴から出ることに成り、予測できなかったのだ。しかも脇腹に幼鳥にしかありえない褐色部分がある。もしこれが巣立った雛鳥であれば、今回唯一の巣立ちとなる。

普通は、頭から出てくる場合このようにすぐにまっすぐ速いスピードで出てきてしまう。なぜなら巣穴の出入り口が下向きのスロープになってしまっているから。一番上のヒナが外を見ている画像を視れば一目瞭然。4年前の巣立ちではヒナは頭を巣穴の外に随分長い間出していた。今回失敗の原因のもう一つがこの出入り口のスロープにあるとみている。

4年前は頭その他も残っていたが、今回は羽根の一部しか残っていなかった。

巣穴の下のスロープに2か所残骸が残っていた。

残念だが二羽、巣立ちに失敗したとみて良い。

巣穴の出入口がこのようにした向きになってしまっている。

残念記念と資料データに羽根と羽毛を持ってきた。

16日間活躍したカメラ群、双眼鏡。

 一応けじめがついて、結論が出たので、昼前からツクシイバラ自生園へ行ってツクシイバラとセッカ、ツクシイバラとホオジロの写真を撮影した。明日にでもアップしたい。この後は八代でブラインドの中から間近にヤマセミを観察撮影する誘いを受けていたので、ご一緒させて頂こうと思う。

 北九州の小倉で闘病中の友を25日に見舞い、その後は日本海側を北上するか昨年の逆コースで中国自動車道で北上するか、北海道まで行くか風まかせで行こうと思う。
 ストレス性の下痢は、けじめがついた途端治ってしまった。薬も飲まずに・・・。

2018年5月21日月曜日

ヤマセミはカラスの怒りを買ってしまったようだ! Yamazemi (=Cested kingfisher) seems to have bought the crow's anger!!

 敗戦処理のつもりで今朝早く05:40にいつもの営巣場所へ車を付けて、ものの2分も経たないうち、我が車の目の前3mを地上すれすれに飛び抜けた白い野鳥が居た!ヤマセミだった。
 その瞬間全身の力が抜けいくのを感じた。昨日のあのヤマセミの巣立ちを見逃してしまったという追い詰められた感覚は何だったのだろう?もう昨夜は早々に人吉を離れようと宿舎の冷蔵庫の処分をしてしまった。

 今までの経験値で考えれば、どう見ても巣立ち完了で、「そして誰もいなくなった。」状態なのに、今朝になってみれば、ガンガンとヒナを呼ぶ親鳥の声が恨めしかった。
 おまけに、今日は二つ隣接した巣穴両方にヤマセミが出入りするなど、キツネにつままれた感じで朝の1時間の大イベントを撮影しまくったのだった。

 まだ画像を精査していないが、次のような事が考えられる。

① 2つの接近した巣穴は奥で繋がっている?

② 隣り合った2つの巣穴で2組のヤマセミが営巣している?

③ 観察中のヤマセミは初めての繁殖でドジの連続、パニックに成りやすい親なのでは。

 この内①はその巣穴の位置からして奥で繋げるほどの高度な土木技術をヤマセミが持っているかどうか怪しいので、まず無いと考えている。今後画像を精査しなければ判らないが、右の穴に入って左から出てきた…というようなケースは今のところ無いと思われる。

 2組のヤマセミが隣接した巣穴で営巣している・・・は、十分に考えられる。というのも、このエリアで盛んにヤマセミ同士のチェイスが頻繁に起こり、間近に別のヤマセミファミリーがいるとは思っていたのだ。二羽の親が揃って監視台の上で監視中に、間近の森でヤマセミのけたたましい鳴き声、警戒声が幾度も聞こえている。

 ③の新米夫婦の初繁殖のケースは一番近いと思っている。幾度も人気のない?隣の巣穴に入り込もうとして入り口で???状態になるメスの画像を幾度も撮影している。同時に普通は巣穴の正面に監視台を決めて、ヒナが大きくなるにつれ正面で親の姿を見せて巣立ちを促すのがいつものパターンなのだが、今回の山奥の場所には残念ながらそういう正面に良い監視台が無いのだ。高い樹木の上から斜めに見下ろす感じなので、常時ヒナの状況を監視できないのだ。

 さらに条件の悪い事に、その監視台の後ろにカラスが営巣始めてしまったのだ。カラスは御存じのようにヤマセミは大嫌いな相手。その背後の脅威におびえながら、ついつい巣穴を間違えて何度も入っているのではないかと思うが、今朝は続けて4回も入り込んだので今度は筆者の方が???状態だ。初めてのヒナの巣立ちが遅れてパニック状態になっているのかもしれない、昨日の筆者と同じかも?

 このブログでも今回幾度かレポートした「スローシャッターでの流し撮り」を連日練習してきた成果が此処で実を結んだ!
 背後のカラスの何か気に障ることをしたか言ったのだろう、猛然とカラスに追われるヤマセミを流し撮りで撮れた!

 こんな画像、誰も評価できないだろうと思う。ヤマセミがカラスに追われる場面に遭遇するチャンスと、それを撮れるチャンスと、なおかつカメラを流し撮りにセット出来ている好条件はそうおいそれとはないと思うから。ちょっと意地悪だが、良く在る写真コンテストの審査員さん達に評価させてみたいと思う。生態記録の撮影だからこそ、こういった偶然に遭遇できるのだと思う。




ヤマセミとカラスの大きさが此処まで違うとは思わなかった。

普段、川の上であれば、遁の術(すいとんの術)で180度ターンして逃げられるのだが、陸の上では出来ないので脅威は増す。今日は何とか逃げ切ったが、生涯カラスの脅威は付いて回るのだろう。