2013年6月18日火曜日

■これがルーツ、人吉らしいヤマセミの画像

■これがルーツ、人吉らしいヤマセミの画像


 私には人吉在住のヤマセミ撮影に関する偉大な師匠が居る。球磨川の土手にお住まいで、球磨川流域の野鳥はその邸宅の前を飛ぶときは皆頭(こうべ)を垂れて飛ぶという。人吉を通過する渡り鳥、旅鳥の類はほとんどこの邸宅の前の土手で一休みする事になっているらしい。

 この方のホームページを観たのが私がヤマセミの魅力にハマるきっかけだった。それまで山奥の谷間でちょろちょろ飛び回っている「神秘的な野鳥の王様」と神格化されている野鳥が球磨川に舫ってある川舟の上で身づくろいしていたり、つがいが寛いでいる画像群だった。いつも見慣れたようなヤマセミっぽい画像ではなかった。
 
 
 
 
 
 

 この画像に何とか少しでも追いつこうとチャンスを狙って苦節3年!ついに似たような人吉っぽい雰囲気の画像を撮れた。迷彩テントから根気よく狙って撮れたこの画像に比べるべくもないレベルの低い画像だが、自分としてはやっと師匠の背中が見えたような気がする。

 
 
 
場所は師匠が球磨川本流、弟子のこちらが川辺川と場所は違えど同じ人吉盆地の中、球磨川水系のたたずまいだ。迷彩テントから近距離で撮影したものと、1000mm換算で撮影したものの違いはあるが、ここ人吉界隈のヤマセミは渓谷や湖の隅のほうで人目を忍んで生息する生態とは幾分異なる大胆な生態で一生を過ごすようだ。