2013年10月14日月曜日

The scene that is watched only in Hitoyoshi. 今日の画像は他では観られない、人吉ならではのヤマセミの姿。

 Everybody knows that Crested kingfisher living in deep mountain area. So I think you will think today's photo is extraordinary. But this is real thing.

 通常、ヤマセミと云う野鳥は人里離れた山奥もしくは海岸近くの河川沿いに生活している滅多に遭えない、遭遇難易度の非常に高い野鳥であるとされている。愛鳥家の皆さんに訊いても逢いたい野鳥のベスト10には必ず顔を出す人気の野鳥だ。
 

 そのヤマセミが熊本県内の河川には非常に多く生息しているという事を熊本在住の方々はあまり自覚されていないような気がする。このブログでも6月もしくは7月頃に一日で4つの河川でヤマセミに遭遇したというレポートをアップした。球磨川本流、及び支流の胸川、川辺川、水系の異なる氷川だった。いずれも球磨川支流や氷川は人里離れた場所もしくは早朝だったが、球磨川本流はほぼ毎朝同じ場所で待っていれば出遭える可能性が非常に高い。勿論鉄道のダイヤほど正確では無いし、川に釣り人が入っていたり、雨後の増水時、朝霧の深い時期は一定していないが、全国的に言えばこれ程高い確率でヤマセミに出遭える場所は無いと断言できよう。

 今年、出版した「川辺川・球磨川流域の山翡翠」に詳しく記載したが、人吉の街中を流れる幅広い球磨川であればこそ、普通は出遭えないヤマセミが抵抗なく生活できており、生態観測が可能なのだと思う。毎朝堤防下の道路をウォーキングされている人々ですらヤマセミの存在を知っている方は半分も居ないと見た。これがタンチョウやコウノトリだとそうはいかないだろう。地元の方々が特に気にせず、構わず、自然にしているからこそヤマセミが安心して生活をしているのだと思う。

 今日の画像はそういう意味からすると人吉の街や民家バックの画像なので、今まで見慣れたヤマセミとは少し違う鳥に見えると思う。

Crested Kingfisher on a cable between both side of Kumagawa river bank.
人吉市内高層ビル前の架線に留まるヤマセミ。
 
Dive and flying in a town.
時には民家の軒先をかすめて飛ぶ事も有る。
 
Diving in front of publich hotel.
まだ誰も起きてきていない宿泊施設の目の前をダイブするヤマセミ。

Same as top picture.
別にキリスト教に興味がある訳ではないと思う。
 
Hovering in front of bridge.
ホバリングが得意なのも人吉界隈のヤマセミの特徴、川幅が広い為だと思われる。