2013年11月26日火曜日

A Crested kingfisher and human symbiosis at Hitoyoshi city again. 再び人吉におけるヤマセミと人間の共生。

 Yesterday and today I took several interested photographs at Nakagawara-park which located in a  sandbank of Kumagawa river. Those photos are Crested kingfisher flying at downtown of Hitoyoshi city. You know that usually Crested kingfisher live deep in a mountain area. But those photos show you Crested kingfisher could live in a city area too, but this case is very rare and happened only here.

 今まで何度も人吉における人間とヤマセミの共生について述べてきたが、今日は今回撮影した中から、人吉市中心部におけるヤマセミの姿をいくつかご紹介する。ちなみに、これらの画像は今回4日間での成果の一部であることをお断りしておきたい。時間的には早朝のほんの30分間だけの出現だから効率的には非常に悪い。

 ご存じのとおりこの時期の人吉は朝霧に包まれることが非常に多い。あさぎり町という地名が有るほどだから濃霧は当たり前だが、午前10時ころまで晴れない日が多いのは本当に困る。実はそれまでがヤマセミの一番の採餌時間なのだ。今回22日から今日26日までの5日間で雨天でなく霧が出なかったのは今日26日だけだった。山間部や川辺川流域はさらに霧が深く晴れにくいので撮影はどうしても人吉市内の繁華街エリアになってしまう。

 人吉城址付近の公園など、過去においても古江之人氏監修の人吉探鳥マップ(配布終了)などに表記されていたヤマセミポイントがまさしくその場所なのだが、いつでも出遭えるわけではないことは散々申し上げた通り。人吉に来れば必ず姿は見る事は可能だが、しっかりと画像に収めることを考えると下積みの時間を相当要することは自分の経験値からはっきりと言える。

 しかし、そこは人吉、他のエリアとは全然違うヤマセミの生息数の多さだから、時間と場所さえ間違えなければまず外すことは無い。釣りの秘密のポイントを教えてもらっても、なかなかその場でいつも釣っている人のようにいかないのと同じで、せっかく仲間にポイントまで案内してもヤマセミのほうもいつもの通り出現してくれるとは限らないから苦労する。そういう時の案内者の申し訳なさはたまったものではない。別にそのヤマセミを管理している訳ではないのに責任を感じてしまうから不思議なものだ。

今日の画像は前出の通りの内容で、4日間の中から抜粋したモノ。

今朝11月26日の朝陽は霧も無く久しぶりに綺麗だと人吉の方々が言っておられた。東京では絶対にお目に掛かれない空気の透明感の中、荘厳な日の出だった。
 
朝の通学の学生たちの声を聴きながら人吉城址の長塀の上でくつろぐヤマセミ。
 
上の画像の個体が球磨川の両岸を飛び回ってくれた。
 
こういった街並を背景に飛ぶヤマセミを撮影できるのも全国的にも人吉だけだろう、餌付けなどされていないので完全に野生のままだが、最初に出遭ったときはにわかには信じることが出来なかった。
 
球磨川支流の胸川の橋の下をくぐるように飛びゆくヤマセミ。
 
球磨川本流に掛かる橋を遠くから眺めるオス。通学途中の女子高生に注目中。
 
 
同じ歩行者でもおじさんには見向きもしない・・・・などという訳は無い。
 
今日の夕陽は風が強かった分物凄く綺麗だった。朝日のマークのようだが夕陽。
 
急用で明日早朝、南阿蘇の野草園で探鳥の予定が飛んでしまった、残念でしょうがない。次回12月中旬の再訪熊時にチャレンジしようと思う。