2013年11月14日木曜日

Kumamon is the hottest character mascot of Kumamoto pref. くまモンは今や一番ホットなマスコットキャラクター。

 Kumamon is the hottest character mascot of Kumamoto pref. In Japan we call local B-class character "Yuru-chara". But Kumamon is not Yuru-chara already. Kumamon became good enough to call "The number one Character in Japan" now.

  くまモン人気はとどまる所を知らないようだ。自分が3年前まで広告代理店に勤務していた頃にはこの手の地方発、全国区の人気キャラクターは生まれた例はなかったように記憶している。博覧会のマスコット、たとえば愛知万博「愛・地球博」のモリゾーとキッコロにしても、奈良の散々一時問題に成った「せんと君」にしても博覧会までが命。終了後はメディアもあまり扱わず、現地のお土産屋さん店頭がリタイヤ後唯一の職場の様。

 それに対してくまモンはその発音イントネーションですら地元熊本とは異なって東京中心にくまモン↘と語尾を下げて市民権を得て大ヒット中だ。何と私が住んでいる東京郊外の三鷹市のメイン通りの畳屋(メイン通りに畳屋が有る事自体奇跡に近いが・・・)の店頭にも半年前から堂々と看板が立っていて親に手を引かれた子供が「あっ!くまモン!」と声を上げていく。

 この現象の根幹は、そのキャラクター使用料を無料にした事に50%の要因がある。同時に中に入って動くスタッフのキレのある動き+パフォーマンスの斬新さが残りの50%。全国のユルキャラコンテストの2年目に他を気遣って出なかったのも非常に強いインパクトを与えたと思う。熊本県の持つ戦略とその結果は熊本県内よりもむしろ東京などで今現在爆発中だ。昨年10月に中部国際空港で実施した2012国際航空宇宙展の会場にくまモンが来た時の来場者たちの喜びようは半端ではなかった。総合プロデュースを担当した自分としては非常に有り難かったし、良い経験をさせてもらった。当然今日の人気爆発は充分に想像できた。

 熊本県警交通広報課?の方、県庁の担当者含めて、バックアップ陣の協力体制は素晴らしいモノが有り、行政関係でこれだけ異なった組織間連携が上手く行く地方自治体も今までお目に掛かった事が無かった。国際航空宇宙展なので人吉市の日野熊蔵大尉のハンスグラーデ機を展示するに当たって、田中市長の快いお許しを得て無償で貸し出して頂けたのも非常に有り難かった。このような自由な発想で、前例無きものを恐れず、どんどん前向きに進む熊本県のノリが一方で保守的で肥後もっこすに現れる頑固さとちょうど良い二面性を持ってユニークな奥深い県民気質を醸し出しているのではないかと勝手に想像する。

 今朝、テレビ朝日を観ていていきなり画面に「くまモン、ハーバード大学に出現!」と出たので慌ててレポート用に撮影したのであわせて緊急レポートしたい。

左に去っていく小さな子がくまモンの顔出しボードから顔を出していた。
 
関口畳屋さんは私が三鷹に移り住んだころからの老舗。
 
多分自作なのだろうと思う。郷土愛が非常に強いのは肥後の伝統?
 
こちらは今朝のテレビ朝日、約4分間放映していたからこれをコマーシャルの宣伝費用換算すると数億円規模になる計算。
 
蒲島知事が在籍したハーバード大学に出現するというのは非常に面白い企画だと思う。
 
上原投手のボストンレッドソックスのホーム球場に蒲島さんと現れたくまモン。
 
ちゃんとレッドソックスのマスコットキャラクターとキャッチボールをするところが凄い!しかも相手を立てて控え目にキャッチャーというのが米国人受けする。