2013年11月30日土曜日

Osprey flying in a down town of Hitoyoshi city. 熊本県人吉市の中心部で飛ぶミサゴ。

 Today' report is osprey flying in a down town of Hitoyoshi city. An osprey is usually large Raptores watched well in shore area, a lake. But in Hitoyoshi city, you can see them every day in a day time.

 ご存じのように「魚鷹」とも呼ばれる魚類を主食とする大型の猛禽類「ミサゴ」は通常海岸線、漁港、大型の海浜湖、大河の河口付近などで通常良く観られる。何故か離島ではあまり出遭う事が無かったが、たまたまの事だろう。要は魚が居る所ミサゴありと考えてよい。ただし小魚しか生息していないような池や小川にはまず来ない。 

 人吉エリアの球磨川及びそのいくつかの支流には非常に多くのミサゴが常駐しているような気がする。私がこの4年間人吉に通って撮影した回数は30回、延べ100日を超えるがミサゴに出遭わなかった日はまず無い。球磨川支流の川辺川にすら朝から晩まで居て、お気に入りの羽根休めの樹木の枝も5か所以上確認している。ヤマセミの生態観察中に必ず目の前に居る訳だ。同じ魚類を主食とし、採餌のテリトリーを共有するこの2種の野鳥に相関関係があるのか無いのか現在観察中だ。

 今まで数回ずつ目の前で視たシーンだけで判断すると、普段ミサゴとヤマセミは同じ樹木の上の枝と下の枝に仲良く留まっている事が多い。一方で、採餌した魚を咥えてお気に入りの岩まで運ぼうとするヤマセミをいきなり上空からファーッと降りてきて襲う振りをしたミサゴが居たが、実はその前にトビが同じような事をしたので、ヤマセミの餌を狙ったのか、はたまたトビを威嚇したのか判らない。

 大型の猛禽類同士のトビとミサゴは川辺川上空ではしばしば衝突しているのを目撃しているが圧倒的にミサゴの方が強い。このトビとミサゴとカラスは年中餌の横取り行動を目の前で繰り広げているが、過去のどの画像記録を見てもミサゴが圧倒的に強い様だ。11月19日付のブログに餌を獲ったミサゴを執拗に追いかけるカラスの様子を掲載したが、日常茶飯事人吉界隈で繰り広げられるシーンだ。

 今日の画像は人吉市内でホバリング~飛翔するミサゴの画像をご紹介。
同時に、今回の第9次人吉撮影行の最中に川辺川・球磨川流域で収録したデジタル一眼カメラで撮影のヤマセミ、カワウ+コサギ・ダイサギの大型野鳥コロニーなどをWEBサイトトップページに更新アップした。ピントも固定・三脚も使わないスチールカメラでの動画収録なのでその完成度には目を瞑って頂きたい。
        YAMASEMI WEB= http://yamasemi.org/
  

強風にも拘らず結構な高度でホバリングを続けるミサゴ。
 
背景は五木方面の山々。
 
こういったホバリングを見ると病院の屋上から飛び立つドクターヘリの様だ。
 
勿論望遠レンズなのでビルからの距離は50m以上有るが結構近場を飛翔する。
 
人吉の老舗旅館「人吉旅館」で一風呂浴びて来たような画像。
 
こうして、街中を飛ぶミサゴだが、人吉市の方々はヤマセミ同様全く意に介さない。