2013年12月21日土曜日

八代市の球磨川河口(前川)でハマシギとシロチドリに出遭った。その2. I saw Dunlins and Kentish plovers at river mouth of Maegawa River. Part 2.

 前回のハマシギの超高速飛翔は自分としては初めての経験だったが、岩の上に片足で立って丸くなっている状態とは随分違うものだと、自然界の仕組みに驚かされた。以前も書いたが、水鳥系、特にシギ類やチドリ類が水に浮かんでいたり、干潟で採餌している時の姿と思いのほか長い翼を広げて飛翔する姿は素晴らしいと思う。

 江津湖やたまに東京の武蔵野の野川流域でもごくまれに観られるタシギなども、そのダルマのような普段の姿と飛翔する時の翼の長さはイメージに落差が有って、いつも感動する。ジョウビタキやムクドリなどの野鳥を視慣れている人間にとって水鳥系は新しい興味領域かもしれない。

 Dunlins and Kentish plovers looks like same kind of wild birds. They have same color and body size. But some length of the bill and designs of the feather are different. When they are relaxed, they stand with one leg.

 今回強風と曇天の中、この前川河口にクロツラヘラサギを覗きに来たお昼頃は、岸から50m程の波間に浮かぶカモ類と、中洲に白く固まって見える15羽程のクロツラとそれを取り巻くカワウやカモ類、アオサギだけだった。潮汐は大潮で引いていたがクロツラ軍団はまだ採餌行動に移る前だった。この後鏡川河口付近もチェックしたが最後の3羽のクロツラがちょうど飛び立つところだった。ほんの数キロの距離の違いで行動が違うというのも実感した。

 今回の画像は最初同じ種類だと思った撮影したものの、何かが違うなと思いつつ、偶然お逢い出来た全国野鳥の会熊本県支部の髙野先生と栂野さんに、それがシロチドリとハマシギだと知った画像をご紹介。

前回、70羽程の群れで左右に急旋回飛翔を繰り返したハマシギ。とても飛翔中の鋭く優雅な姿は想像できない。

その群れから30m程離れて佇んでいた、一件イカルチドリの出来そこないかと思った群れがシロチドリだった。
 
こうして2種類の野鳥の群れの重なった所では上2羽のハマシギと下2羽のシロチドリが混ざっているが、最初は同じ野鳥だと思ったが時間が経って慣れてくるとクチバシの長さ羽根の模様などの違いに気が付く。水鳥を視慣れている方々には何でもないだろう。今後勉強しようと思う。
 
片足で突っ立っている個体が多いのを心配してしまったが、寒い時はこれが普通らしい。歩くのもピョンピョン片足で跳ぶので本当に片足だと思った次第。
 
このボディでこの細い脚、ピアノ線ばりの強い素材で出来ているんだろうか?