2014年1月14日火曜日

12月のヤマセミ求愛給餌行動動画の裏話 The inside story of early courtship feeding of Crested kingfisher in December at Hitoyoshi.

 既にこのYAMASEMI WEBの扉ページに掲載している12月のヤマセミの早すぎる求愛給餌の模様は観て頂けたと思うが、実はこの一連の動画の編集の途中の部分で可笑しな裏話が有ったのだ。今日はそれを紹介。その可笑しな話というのは、レンズ越しに一生懸命餌を咥えたままメスを呼び続けるオスを静止画で撮影していた時、何と右からメスが飛んできたものの、メスは自分で獲った餌を咥えたまま飛んできたのだ。

 それからしばらく、このつがいはお互い餌を咥えたまま途方に暮れたように佇むばかりだったのだ。雌は獲った餌を岩に叩きつけるでもなく、しばらくしてそのまま呑み込んだ。その最後の様子から動画に収録したので、真ん中の編集部分にその部分が出ている。で、自分の獲った餌を慌てて呑み込んだメスが更にオスににじり寄ってオスが自分用に用意してくれた餌を貰おうとしたが、さすがのオスが「それは無いだろ?」と言ったか言わなかったか左に飛んで行ってしまう所はきちんと編集に入っている通りだ。

 今日はその動画には入っていない一連の裏話シーンの静止画をご紹介。

この段階で既にこのオスが採餌してメスを呼び続けながら3分ほど経過している。

其処へやっとオスの自分を呼ぶ声を聴きつけてメスが飛んできたが・・・。

しかし、飛んできたメスの口には自分で採餌した餌がピチピチ跳ねているではないか!今までこのようなシーンに出くわしたのは初めての事。

暫らくこのつがいは見合ったままどうすれば良いんだ?状態で岩の上で戸惑っていたが、慌てて雌が自分の獲った餌を一気に呑み込んだ。これはその直前の模様。この後の経緯はすべてWEBサイトの扉ページの動画の途中に繋がる。