2014年5月19日月曜日

ヤマセミが超大物をゲットして飲み込むまで。This is the process that a crested kingfisher swallows big fish.

 人吉に来て2日目の朝撮影した画像、ヤマセミがホバリングからダイブの結果30cmは有ろうかとと思う超大物を如何に丸呑みやすくして呑み込むかの一部始終をご紹介。このメスはこの2日後架線上で交尾した。多分今シーズン最初の繁殖活動は失敗して2度目の繁殖行動に入っているのではないかと推察する。今年は色々な場所で最初の子育てが失敗に終わるケースが多いようだ。

 魚の種類はニゴイか、イダ(=ウグイ)の大物だろうか?球磨川漁師の島津さんに確認したかったが、現在八代市で鮎の遡上促進活動で多忙の為、折を見て報告したい。しかし今までヤマセミの撮影は幾度となく行ってきたが、これほど大きな獲物を呑み込む場面は初めてだ。

 特にご覧いただきたいのは意気揚々と獲物を獲って来たばかりの画像の魚と、さんざん岩に叩きつけてグニャグニャになっている魚を見比べて頂ければその差が良くお判りだと思う。
獲りたてはまだ獲物が少し動いている。ヤマセミの冠羽がねているのは緊張している証拠。

最初に餌を獲ってきて留まった岩は水浸し!


死後硬直の獲物を叩き付けて見たモノの思うとおりに行かない。

そこでより大きなすぐそばの岩に飛び移った。

これなら縦長の大物を思いっきり岩に叩き付けられる。

10回ほど念入りに叩き付けた結果がこのグニャグニャ状態。

頭を咥えて飲み込む準備。

一番力が入るくちばしの付け根(人間の場合奥歯?)で頭をガシガシやる。

一気に頭の方から丸呑み開始。

疲れたのか?途中でこの状態でしばらく静止。

ウッ!とか言ったか言わなかったかまだ尻尾の端が覗いている。岩について丸呑み完了まで約7分間だった。