2014年9月23日火曜日

ヤマセミ親子の揃い飛び! I took some photos of Crested kingfisher's family group flying .

 川辺川太郎中心に単独飛翔、つがいの飛翔、など飛翔中心に画像をアップしてきたが、今日の画像は親子と思われるグループでの飛翔シーン。

 子育ては毎年寒暖の状況、雨の状況、子育ての場所の環境などで確実に観察できるとは限らない。2年前は九州北部豪雨で子育てが遅れたし、今年は2家族が天敵青大将に襲われ、一家族はオス親を残して全滅。もう一家族は5羽の雛のうち一羽が青大将に呑まれ、一羽がカラスと思われる外敵に巣外に落とされ命を失った。

 一方でヤマセミ子育てを3年連続で観察できていた人吉市内人吉城址木山の淵でも人間が原因の異変が起きていた。人吉市が長崎国体のカヌー競技を誘致したため、県外カヌー選手が連日ヤマセミの子育てエリアで練習し、今年の子育ては其処では行われなかった。子育てそのものが出来なかった恐れもある。ほんの少しの気遣い、エリア制限でヤマセミと人間との共存が可能だったのだが残念だ。人吉市役所には事前に城址側100m接近注意の喚起・申し入れをしたのだが、無視されてしまったようで残念だった。

 国体カヌー競技自体の会場は500m以上下流の町の中河原公園エリアなのに、不可解な人吉市行政の対応だった。
ヤマセミの紹介本などによると7月には親子はバラバラになるとあるが、球磨川流域では結構遅い時期まで親子のグループでまとまって行動しているようだ。生育環境が良いからと見ている。

200m以上の距離ではどれが親でどれが幼鳥か判り難い。

たぶん一番上が親鳥で水面近くが幼鳥だと思われる。

水にダイブしようとする幼鳥を親が叱咤激励しているようだ。こういう状況は1ヶ月ほど続く。