2014年10月29日水曜日

日本画のような鳶の飛翔。The flight of the black kite such as the Japanese painting.

 きわめて普通に観られるトビだが、撮影するとなると上空でカラスと争っている時や、輪を描いて上空を旋回している時の姿が多い。8年前まで30年間湘南の葉山やハワイのマウイ島でウインドサーフィンを楽しんでいたのだが、風が吹いているか否かをこのトビの飛ぶ姿で遠くから判断したものだ。風が無ければサーマルに乗って相当上空で旋回するし、風が強ければ海岸線ギリギリまで降りて飛んでいる。

 内陸の川沿いでは朝夕の採餌タイムを狙うと、急降下から水面に浮かんできた魚を見事にキャッチする姿を撮影できる。背景の水面が夕方の黄金色の中に丁度降りてきたトビが日本画の金屏風の絵の様に撮れた画像が在った。伊藤若冲や巨匠東山魁夷にでも見せたいシーンだ。
まるで日本画のようなトビの急旋回・急降下

見事に中型の鮎らしき餌をキャッチ!

谷間から上空へ上がると夕日を浴びてハイコントラストに。

更に上空で全身に陽が当り、掴んだ獲物を見せびらかすように真上に飛来。