2015年1月17日土曜日

現在の奥日光戦場ヶ原報告。 This is recently scene of the Senjogahara of Okunikko.

 真冬の奥日光戦場ヶ原へ入ったのはスキークロスカントリーレース以外では初めてという事を数日前のこのブログに掲載した。やはり厳冬期の奥日光戦場ヶ原へ一度入って見たいと思っていた方からどんな感じなのか雰囲気を知りたいとのお問い合わせを頂いた。と、同時に昨日のハクセキレイの変形は変種ではなく、れっきとしたシベリアハクセキレイではないかとのアドバイスも受けた。

 野鳥の種類判別に関しては、非常に厳格な方も居れば、大体で多少の間違いはあまり気にしない方も居る。自分はどちらかというと後者のほうだ。本来野鳥の観察をしているのであれば正確に判別をしなければいけないのはアタリマエだとは思うが、それが高じて争ったり怨み合ったりする現場を幾度も目の当たりにしているので私は争いは好まない。そういう場合口をつぐむ事にしている。
 更に「俺が正しい、お前は間違っている!」という事を徹底的に追求し、ついにはこれでもかこれでもかと自分が正しい情報を論い、相手を完膚無きまで叩きのめす性格の人種も居る。
 自分の周りには居ないが、相手の反感を買って距離が遠のき、挙句の果ては友達をなくす人も話に聞いたことがある。正義感の強すぎる人に多いようだ。自分も非常に正義感が強くて昔から失敗ばかりしているが、50歳を過ぎて余裕が出て来たのだろう、命に関わらないレベル、人間関係を崩しそうな場合に限って「嘘も方便、武士の情け、視て視ぬ振り・・」を効率良く生かす事に務めている。モノには程々、過ぎたるは及ばざるが如し・・・の格言も在るが通り人間ほどほどが肝要なようだ。

 話が飛んだが、今の奥日光は厳冬期。野鳥ははっきり言ってなかなか眼に入ってこない。まず鳴き声が聴こえない。理由は数そのものが少ないのと、積もった雪が吸音材の役目を果たしているからだ。元禄時代、赤穂浪士の討ち入りの際、50名弱の足音や具足の音がありながら、用心していた吉良屋敷が気が付かなかったのも積もった雪の吸音効果だと言われているが、それと同じだろう。

日光有料道路は積雪は無いが早朝は凍結の恐れがある。途中に一箇所だけあるサービスエリアの舞茸うどんはなかなか美味しい。戦場ヶ原の上まで此処を入れて3箇所しかトイレは無い。

第2いろは坂を上がって中禅寺湖・中宮祠付近は午前11時で誰一人居なかった。

赤沼付近の道路状況、日中も雪は融けず圧雪バーン状態、下りカーブは魔のカーブ。4輪駆動スタッドレスタイヤでも下りは超要注意。東京ナンバーの四駆が2台カーブ下に大破していた。

雪が降ってきた日光男体山、2014年年末からこれに登ったまま行方不明の捜索をしていたが、雪解けの春まで出てこないと思われる。

奥日光白根山方面(=日本海方面)の雪雲の壁、あの向こうが日本海側の豪雪エリアとなる。

戦場ヶ原はあと2ヶ月間雪の中だ。4月になれば50種を越える野鳥が一斉に囀りはじめる。