2015年4月8日水曜日

珍鳥ヤツガシラを徹底観察する!その3.  I thoroughly observe a rare bird Hoopoe ! Part3.

 ヤツガシラの徹底観察3日目は、採餌シーンの詳細レポートと砂風呂浴びのレポート。別に南薩摩で指宿名物砂風呂があるからではないだろうが、他の野鳥同様主翼の裏や胴体に居る寄生虫トリサシダニなどを太陽に温まった砂地に伏せる事で地熱?を利用して追い出しているようだ。東京のど真ん中の公園でカワラバトが行っていたし、川辺川の岩の上や球磨川支流のコンクリの堰の上でヤマセミが行っている画像を確認している。

 この寄生虫追い出しの行為は安全な場所で、身の危険をあまり感じない場所でしか行わないので今回は非常にラッキーだった。撮影者が大勢居たり上空を猛禽類やカラスが飛び回る時には行わないようだ。笠沙恵比寿のような直ぐ脇を道路が走り、狭い芝生を遠巻きに野鳥カメラマンが大勢居るような場所に毎年来て慣れてしまった個体はするかもしれないが・・・。

で、採餌の際の昨日の続き。小さな餌は昨日の幾つかの画像どおり獲ったらそのまま放り上げてパクリだが、大きな餌の場合は土の上でツルハシの様なくちばしで数回丹念に突いて殺してから飲み込んでいた。地中の餌を探す際のツツキと獲れた餌の処理のツツキは見ていて明らかに違った。詳細に画像を見たらやはり放り上げた餌のほうへ顔を移動させて飲み込んでいるのが判った。


この2枚はまったく同じエリアをトリミングしているので、昔のペラペラ漫画のように画像を交互にクリックしていただければ頭の動きが判っていただけると思う・・・って動画が撮れていればなぁ・・。

こちらは砂の多い場所でやたらと地面の土を掘り、自分の足で土を掻いて地べたを柔らかくしている場面。約2分間も続いた。ぐるぐる円を描いて回りながら行っていた。

主翼を多少広げながら、足で砂というか土というか足で羽根にかけている様にも見えた。

体をぶるぶる震わせながら沈み込んで、うつ伏せになっていく。

ドンドン腹ばいになって主翼を広げているようだった。

時折上空に眼をやり、頭上の敵機襲来の監視は怠らなかった。

2時間の間にもう一度芝生のど真ん中の砂地で同じ事を行っていた。多分地面の温度が高くて効率が良かったのかもしれない。此処まで伏せてしまうのでなかなか視辛かった。

明日は冠羽を広げたストレッチの模様をご紹介。