2016年3月3日木曜日

アイサシリーズ その3.「ミコアイサは超ユニーク!」  Merganser series Vol.3. [The smew is super unique!]

 その異様とも思える容姿から「パンダガモ」とも呼ばれるミコアイサ。これは意外にも東京の皇居のお堀で観られる事がある。それもわりに頻繁に。そのお堀も皇居の奥深くではなく、馬場先門(ばばさきもん)やカルガモのお引越しで有名な三井物産脇の大手堀だったりする。

 それ以外はカワアイサと一緒に富士山麓田貫湖にこの冬はいた。昨年は南九州人吉盆地で二度ほど見かけた。その際は潜水して採餌する様を2時間ほど土手の上から観察できた。その際あることに気が付いたのだ。水に潜る際の画像はいくらでも撮影出来るが、再び浮上してくる際の画像がなかなか撮り辛いので、何かヒントは無いかと観察した。

 基本的に綺麗な流れなので、水深5~60cmになれば白いミコアイサの姿が見えるのだが、それがどこに再浮上するか判らない。しかし、実は潜っているミコアイサは浮上する際、プクプクと泡を出しながら顔を出すことに気が付いた。

 そこで、潜った所から10mくらいを目処に、泡を捜したら、直ぐに浮上ポイントを当てる事ができたのだった。今日はその泡を頼りに浮上する場面等を入れて主に水面上の画像をアップしたい。

この向きでミコアイサを見てしまったら、暫くは笑いがこみ上げてきて仕方が無かった。本当に地球上の生き物だろうか?神様は本当にユニークな生き物をお創りになったものだ。

他のカモ類と比較するとその大きさが判ろう。

まずは川上に向かって泳ぎ、

せーので潜り始める。

このあたりは、カイツブリやウ等とも一緒。

色が白いだけに、浮上の場面を押さえずには帰れなかった。曇りの日で助かった。

吐き出す気泡を頼りにカメラを向ける事7~8回で正面に捉えられた。

この浮上シーンは我ながら上手く撮れたと思う。こう云う事に神経を使うのは一種のビョーキか?

鼻チョーチン下げている訳ではない。採餌は失敗だったのか?残念。

明日以降に飛翔シーンをまとめてアップする予定。