2016年4月30日土曜日

団塊世代が考える野鳥観察・写真撮影とルール・マナー考察。 

 鉄道ファンがカメラを抱えて線路際やホームの端に鈴なりになってシャッターを切り、大きな問題になっているメディア報道は皆さんも良くご存じの事だろう。昭和40年頃から昭和50年の蒸気機関車全廃までの10年間全国的にSLブームだった事を知っている方は団塊世代が一番多いだろうと思う。
鉄道写真ファン Google画像

 このブームの頃、有名撮影地ではファン同士の場所争いなどのトラブルが多発してマスコミを騒がせた。同時に地元民との間でもトラブルが発生し、21世紀に入ってからの最近の「鉄子・鉄男」の一部鉄道撮影ファン達の度を越した行動の原点になっているという。

 鉄道に止まらず、カメラ愛好家、撮影趣味人たちの熱中のあまり常軌を逸脱した行為が問題になっている。野鳥撮影に関しても全く同様の事が多発しているが、この10年、色々なケースを視てきたので少しまとめてみたい。
一般的なアマチュアカメラマン

 野鳥関係の団体でも撮影時のマナー、ルールについては色々な意見が出たり討論が行われているが、最終的には規制だとか罰則だとかいう前に、個人個人の自主的な抑制が基本となるのだろう。これは色々な団体内での申し合わせの落ち着き所などの状況を14か所ヒヤリングしてそう感じた。
野鳥撮影のアマチュアカメラマン

野鳥撮影のアマチュアカメラマン

本格的な野鳥観察・生態撮影者

その中で、気に入って時々覗いている野鳥ブログの主宰者のプロフィールに載っていた考え方に共感を覚えたので、一部をご紹介したい。

 最近、野鳥撮影に対して色々考えます。
野鳥が好きだから、動物が好きだから、綺麗な姿を手元に残したい。
でも、その綺麗・・・が問題。
綺麗に撮りたいがために、野鳥に迷惑をかけていないか?
そこで、私自身に『野鳥撮影の掟』を定めることにしました。
1.野鳥に危害を与えない
2.他人に迷惑をかけない
3.繁殖を邪魔しない
4.自然を壊さない
5.野鳥に迷惑をかけそうなら撮影を諦める
バードウォッチャーの方々には野鳥撮影をする人を毛嫌いしている人がいます。それも多く。
それは上の事柄より、綺麗に撮ることを優先する人がいるからなのでしょう。
枝が邪魔だと折ったり、
近くで撮りたいとエサを撒いたり、
暗いからとフラッシュを焚いたり、
フクロウが目を開けないと石を投げたり、
近くで撮りたいと遊歩道を越えて、貴重な花を踏んだり、
悲しい話をたくさん聞きます。
野鳥を撮影しようという人は元々は自然が好きだったのでしょう。
しかし、いつのまにか
『綺麗に撮りたい』
『みんなに褒められたい』
と言う誘惑に負けてしまったのかと思います。
自分だけでも『野鳥撮影の掟』を守り
胸を張って、
『野鳥が好きだ!』『自然が好きだ!』
と言いたいと思います。」


この方の自分で自分にルール!は野鳥撮影家一人一人が当然持っていて良い「決め事」だと思う、大賛成だ。

 筆者も「綺麗に撮る事」より普段観られない生態を詳細に記録レポートする、その証拠を撮影する流派なので綺麗に撮る事にはあまり執着が無い。何処まで当てはまるか判らないがそれなり厳しいルールを決めて守っている。

 しかし最近、このルール・マナーを守る自分の行動より、自分とマナーの守り方が違う!など、やみくもに他人を非難したり攻撃したりする自称バーダーが増えているという話が地方からいくつか入って来た。
 そういう攻撃をする自称バーダーは攻撃する相手の状況を良く調べもせずに攻撃をするとの事。しかも自分の仲間に声を掛けて「そうだそうだ」と数名で集中攻撃をするという酷い話まで入って来た。まるで一人では話も交渉もできない、数を頼みの江戸の昔の百姓一揆や漁民騒動のようだ。

 詳細を訊いてみたら、そのきっかけが殆どレベルの低い羨ましがり、妬み、やっかみの類い、あるいは排他的な村社会の因習だという事らしい。ライバルが野鳥写真コンテストで入賞し自分が落選した、あるいは自分の作品が入選出来なかった地元の写真展に、県外から応募したカメラマンの作品が上位入賞した・・・等、嫉妬や排他的地元意識がすべての原因だったりするというから驚きだ!
探鳥会での観察者達

 しかし、それに止まらず、自分が撮影できなかった珍鳥を撮影した人に、自分がそのチャンスを得られなかったからと難癖を付けたり、野鳥の珍しい生態を撮影する偶然を得た人を「先を越された」と攻撃する野鳥団体のメンバーも決して少なく無いそうだ。なおかつ調べてみるとその殆どが団塊世代を中心とした年代だというのだからまさに筆者の世代そのものではないか!恥ずかしい。

これはすべて嫉妬や羨ましさからの意趣返しの様な行為で、ごく一部の人に負けず嫌いの頑固なバーダーに見られる特徴の様だ頑固者である事を美徳とするような地域に、特にこの手の御仁が多いらしい。
このブログで2年前から週末連載の「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」にも書いた通り団塊世代に特に強い「他より常に優れていたい優越感」を得たいが為の結果なのだろう。前出のブログ主催者の方の仰る通りだ。

優越感について= http://yamasemiweb.blogspot.jp/2014/01/this-is-real-story-of-japanese-baby.html


飛来した珍しい野鳥に群がる見物人達

自分のマナー違反(ブログにマナー違反画像をアップ)を棚に上げて、他の撮影者の行動をマナー違反と決めつけ非難する者。
その一方で営巣中の巣の中をストロボ撮影をし、野鳥の繁殖を阻害している画像を数多く掲載した仲間の出版物を「良い本だ」と平気で薦めたりする。

自分の住んでいるエリアに飛来した珍鳥は自分のモノ、利権だと勘違いし、他のエリア、特に県外ナンバーの車で観察や撮影に来た人たちに見せまい撮影させまいと排除したり、恫喝して追い出したりしようとする排他的なエゴイスト。思いの外自己中心的なバーダーが居る様だ。まるで好物の骨を咥えた犬に近づくと盗られるのではないかと警戒し「ウ~ッ」と唸るのと同じだ。

筆者がお付き合いさせて頂いている野鳥観察者、野鳥撮影者の殆どは尊敬すべき人物ばかりなのに、やはり野鳥界は広いようで、探鳥に行く全国先々で色々な人種に出遭う。これも試練と考え、排他的、攻撃的な御仁とは闘わず自分の研究実績・成果で無言の反論をして行くのが正しい姿と心得ている。男女関係と同じで嫉妬に狂った人間はいくら説得しても討論しても無理、無視するしかないだろう。

※なお今日のブログに掲載された画像は本文と具体的な関係は一切無い。

 

2016年4月29日金曜日

アカゲラの繁殖期はとにかく良く鳴くしよく飛ぶ! The breeding season of a great spotted woodpecker cries noisy too much !

 今年の奥日光は季節がいつもの春より2週間早いだけではなく、野鳥の動静に少し変化が感じられた。
 まず2泊3日の間、キビタキの声を一度も聴かなかった。もちろん姿も見えず。ノビタキも1羽を視たのみ。サンショウクイのピリリピリリの声も聴こえず姿も見えず仕舞いだった。

 一方で、オオルリは普段通りにあちこちで鳴いていたし、姿もばっちり撮影できた。一番驚いたのが昨日のメニュー編でご紹介通りアカゲラの存在感の強さだった。春先に限らず、アカゲラは奥日光戦場ヶ原の風物詩の一つだ。赤沼辺りには普通のアカゲラ。青木橋より先にはオオアカゲラが多い様な気がするが、別にテリトリーが分かれている訳ではない。

 7年ほど前には湯滝からほんの500mの所でアカゲラの交尾を撮影出来たが、今回は交尾直前と思われるアカゲラの追いかけまわしを観察できた。
 声は聴こえても奥深い森の中でアカゲラの撮影をきちんとするのはなかなか難しい。

 しかし、奥日光に入って10年目。やっとアカゲラの色々な生態を撮影できた。
まずはその飛翔シーンから。

キョッ、キョッという声が遠くから近くになってこちらを覗く姿が見えた。

顔の向きから飛ぶであろう方向の空間を広く開けてファインダーを覗き、

飛び出しの速度に合わせて手持ちのレンズで後を追う、修練が試される。

森の中の偶然開けた空間で追えたのはラッキーだった。

50m程飛んで次の樹にへばりついたが、もう後は追わない。


2016年4月28日木曜日

2016年春の奥日光は野鳥たちが繁殖期真っ最中! In Oku-Nikko of the spring of 2016, wild birds are in full swing in the breeding season!

 戦場ヶ原の研修林、湿原自然研究路(=木道)を進むと四方八方、回りからアカゲラやアオゲラの鳴き声が聞こえてくる。ウグイスは今が盛りと囀っている。アオジはまだ樹木の上で囀っていないが、大型連休あたりになれば明るい場所に出てくるだろう。

 いつもは居るはずのノビタキの姿はまだ数羽程度。オオルリは渓流近くに行けば必ず声が聴こえるが、キビタキは何故かまだ一羽も見ていない。フクロウが湿原の上を飛んでいく後ろ姿だけ撮影できた。

 コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、キバシリは口に何かを咥えている。巣作りの素材だったり餌だったり。最奥部の湯の湖ではカワウが大きな獲物を数分かかって丸呑みしていた。

 2泊3日の合宿で初日が曇り後の2日は雨だと思ってカリキュラムを組んでいたところ、2日間晴れて日が射したので全員顔が真っ赤だ。紫外線対策を怠って大失敗!

 とりあえず、2日目の主な画像をランダムにメニュー代わりにご紹介。

宇都宮大学は横浜の大学時代からサッカーの定期戦の相手で縁が深い。此処の演習林は動植物の宝庫だ。

アカゲラは普段の3倍は居ると思えるほどあちこちから声が聴こえた。

最奥の湯の湖ではカワウとみられる黒い野鳥が大きな獲物を振り回していた。朝5時30分。

後で確認したら頭が灰色の大きなモズ。生で見た時は白くて大きなモズだった。鳴き声がモズの声ではないので、いった何だろうと思ったほど。

遠くに去っていくフクロウの後姿をとらえた。朝9時頃。

草原をノビタキのように飛びまわるウグイスの生態は初めて見た。

ウグイスは藪から出て盛んに囀っている。


2016年4月26日火曜日

2016年春の奥日光はいつもより2週間早い春の訪れ! Okunikko in 2016 is a spring visit two weeks earlier than usual!

 今日は明日のブログを少し早めにアップ。合宿所の消灯時間が早いので・・・。

 奥日光戦場ヶ原の宇都宮大学農学部演習林へ行く途中、日光市内にある東京大学日光植物園に立ち寄り野鳥チェック。例年どおりキビタキやオオルリに出遭えるだろうか?
東京を出たのが7時過ぎで現地到着は10時になってしまった。したがって野鳥の活性する朝の時間はすでに過ぎてしまい、大した期待はできないと思った。
 今年は間違いなく例年より2週間以上春が早く訪れたため、普段5月の連休過ぎでなければ目に出来ない色々な自然の姿を連休前に見る事になった。

 先客のバーダーたち8名のオオルリ追いかけの群れには合流せず、先に他の野鳥を探索。いつもはいるサンショウクイが今年は見当たらない。朝9時開園後すぐでないと出遭えないかもしれない。植物園の裏を流れる谷川でミソサザイの声は聴こえているので、いつもの野鳥はいるだろう。しかしキビタキも見当たらず、少し違うような気もする。

 植物園での野鳥は最終的に、オオルリ、カケス、コガラ、ヤマガラ、コサメビタキ、キセキレイ、シジュウカラ、コゲラ。その後訪れた戦場ヶ原奥の湯川でのミソサザイなども加えて、とりあえずのラインナップをご紹介。詳細は江戸へ戻ってから・・・。明日以降は雨模様なので野鳥観察撮影は難しい。

団体バーダーがいなくなって30分ほどで谷川サイドから植物園内部に来て盛んに鳴いた。

桜の花をバックに撮れているカットもあり・・・それは来年の桜の時期用。

夕方カケスに出遭った。

コサメビタキは盛んに木の皮をはいで虫を食べていたようだ。


夕方になって鳴き出したミソサザイ。

最後は筆者の横をすり抜けて途中から木道に上がり込んだ野生のキツネ。悪びれる様子もなく黙々と先を行った。時々木道に糞があったのはこいつだったのだな?







2016年4月25日月曜日

2010年ヤマセミとの出遭いの最初の頃。 Around 2010 and the beginning which goes out and is meeting with a Crested kingfisher.

 今でこそ、人吉の皆様のお陰でヤマセミの研究もひと段落し、色々な文献に書かれている事を鵜呑みにしてはいけないという事も判って来たが、観察を重ね調べれば調べる程、ヤマセミという野鳥は奥が深いと思うようになっている。

 最初に「球磨川流域にはどこでんヤマセミがおるばい!」と、確信したように教えてくれた八代駅前のミック珈琲店の出水マスター。今回の本震ではとうとうお店の棚の上の大きな壺が床に落ち、他のコーヒーカップや食器たちと共に割れてしまったそうだ。
 しかし、お店の常連客、球磨川漁協の平山さん他、皆さんもご無事だとの事、ほっと一安心だ。まだまだ予断は許さないが、大きな揺り戻しの無い事を祈っている。

 さて、今日は今から6年ほど前、2010年4月1日エイプリル・フールの当日、半信半疑で139号線を人吉に向かって車を走らせ夕方、日没後に出遭えた初ヤマセミの画像をアップしたい。6年間で何日人吉に滞在したか計算したら、先月の滞在を含め249日間にもなっていた。

 次は5月中頃から観察を開始する予定だが、新しい生態の発見が出来る事を期待している。

ヤマセミと知らずに遠くに留まる野鳥をただ撮影した画像。後にヤマセミだったと判った記念すべき最初のヤマセミショット。

上の画像と同じ個体であろう、車のすぐ傍の球磨川両岸を渡すワイヤー架線に留まっているヤマセミのメス。この個体はこちらの顔を認識してくれて、この先長い付き合いになった。

また別のファミリーと思われる個体が高高度を飛んで南の方へ飛んで行った。人吉に来て2日目に既に2家族を目撃できた。この時ヤマセミの濃さに驚いたのを記憶している。

上のヤマセミが高高度を飛んでいる時に、広い球磨川の中州ではこの母娘が1対1の幼鳥教育の真っ最中だったのだ。向かって左がメス成鳥、右がメス幼鳥。2時間の教育を左岸の堤防に寝そべって観察したのだった。

今年も、5月後半~6月上旬にこういうシーンが見られると良いのだが。

春の野川で久しぶりにカワセミ その2. It is a kingfisher in spring Nogawa after a long absence Part2.!

 これを書いている今はまだ日曜日だ。午前零時を過ぎてブログをアップするので、書くのは日付的には一日前になる。週末土日に家に閉じこもっている人はあまりいない。晴れていればなおさら、バーダーであればもう完全に家に等居る訳がない。ブログを初めてすぐにこの傾向は掴めた。土日のアクセス数が普段の平日の半分ほどに急激に落ちるのだ。

 だから週末はいつもの野鳥の話ではなく、団塊話を続けてきた。しかしその週末の団塊話の方が雨の週末にでもなれば圧倒的にアクセスが多いのだから、ブログ主宰者としては訳が判らずもう破れかぶれだ。せっかくカッコいい趣味性の強い服だけを集めて洋服屋を始めたら、ついでに店に置いた靴だの装飾品の方が売れたって感じだろうか?

 しかし、お問い合わせコーナーから来る質問、その他は日本と言う国の広さ、環境の違いを如実に表してくれている。例えば、南西諸島のバーダーからは道路のバス停の案内板に留まっている数羽のヤツガシラの画像を送ってくれるし、琉球アカショウビンが庭の芝生の子供のビニールプールで水浴びをしている画像を送ってくれる。
 一方で、利尻島の草原で色々な観た事が無い野鳥の乱れ飛ぶ画像を見せてくれたりもする。つくづくとんでもない世界へ入り込んでしまった気がする。

 という事で、今日はカワセミの第2弾!こいつは何処にでも居てくれる。






 明後日から久しぶりに北関東の山岳地域に足を踏み入れる。天気は雨模様だが、春先の野鳥の動きを観察できよう。何が出るか、何に出遭えるか判らないが、今年は2週間ほど春が早いので例年の連休明けの感じだろうと思っている。ヤマセミレポートのまとめでパソコン作業の連続から解放されて、久しぶりにレンズを覗ける。成果はどうなるか?






 

 

2016年4月24日日曜日

緊急!団塊世代が考える災害報道「メディアの地震速報・震度報道は少しおかしくないか?」

 昨日は前置きが長くなってしまったが、昼間八代の友人知人にメールや電話で様子を伺い、今現在の様子が判り少しほっとしてきた。しかしネットなどで色々な状況が判り被害もさるモノながら、報道のおかしさなども判って来て、地震が収まりさえすれば良いだろう・・・ではなく、そう単純なものでは無いと思うようになってきた。

 例えば地震の震度報道だ。最初の震度7の時の震度マップ報道に鹿児島県がカットされて東京で報道されていた。テレビではほとんどそうだった。NHKも民放も一緒だ。しかしネット上のYahooも日本気象協会もちゃんと九州全体で震度マップを出している。これって、偶然ではなく明らかに作為的な臭いを感ずる。
 最初の震度7の報道時、鹿児島の震度が・・・というより鹿児島自体が消されている。なぜこうなるのだ?これを鹿児島県の人はどう見ていたのだろう?薩摩川内も震度4で相当揺れているのに・・・。鹿児島県内のNHKや民放の報道は九州の福岡県が切れているのか?熊本県が震源で鹿児島県は隣だろう?本州や四国の震度を出して隣の県を出さない理由は一体何なんだ?

こちらがYAHOOの天気予報のサイト地震の項で観られる震度マップ。

こちらは日本気象協会の震度マップ、薩摩川内は完全に大揺れのエリア。

これは薩摩川内の原発の付近も大きく揺れているという事実を隠すためだと言われてもしょうがないだろう?唯一稼働している川内原発に何かあったら・・・を回避するため、と言っても直ぐばれる話なのに。日本のメディアの評価が世界で72番目という非常に低い順位に成っているのはこういう点の積み重ねだろう。とうの昔にこういう話は海外メディアは目ざとく見つけるものだ。

 自分は決して政治的なグループに属している訳でも無く、原発反対のヒステリックなデモなどにも参加した事が無い。ごく一般的な一市民だ。しかし今回のこの地震報道はちょっとおかしいと思う。広瀬隆氏の様に、そんなに原発が安全なら東京湾に造れ!・・・とまでは言わない。
 やみくもに原発反対を唱えるつもりはないが、少なくとも原発は安全だとPRする東京電力、九州電力など電力会社の本社・オフィスを各主要原発の横に置き、身を持って実証すべきだろう?安全だと後押しした学者たちも同様だ、お墨付きをもらった電力会社は担保を取るべきだろう。
 原発を有する電力会社の社長以下幹部は皆原発の敷地内の社宅で暮らせよ!と言いたい。
 活断層や津波の影響が案じられる、あの中央構造線の延長上に建つ薩摩川内原発に免震棟さえ不要だと言い切った九電の幹部は原発敷地内で暮らせるのか?安全だといった学者たち政府関係者たちは自分がその敷地内で暮らせるのか?

 こういった広い視点から今回の災害を検証しつつ、先の展望を考えねば今後の出来事に対する対処を間違えるという事に成ろう。間違いなく日本で一番大きな活断層集中エリアの横軸・中央構造線に沿って震源が移動しているのだから、単に収まるのを待つだけではなく、住む場所として今の地所がこの先も相応しいか否かまで考えねばならないだろう。

 あの3.11東関東大震災の時、八代に居る友達数名が、家はいくらでも在るからこっちへ家族全員でで移っておいで・・。と言われて、本気になって真剣に色々計算した記憶が蘇ってきた。

 テレビ報道は新鮮さが報道価値だから、もう心は神戸の橋げた落下事件や政局に移ったりし始めている。数日前このブログで扱った「ブログやツイッターの不謹慎狩り」もTVで大々的に報道された途端収まってしまった。

 これら早すぎる情報の盛り上がりと消滅は、本来あるべき姿ではないと思うが受け取る側もしっかりしなければ、エライ事に成ると思うばかりだ。

 そういう事で、JR九州のやませみ・カワセミ号の話の続きはまた次回。




2016年4月23日土曜日

団塊世代が考える観光活性化「八代市の場合」やませみ・かわせみ号プロジェクト。

 昨日一日の当ブログへのアクセス数が久しぶりに300を超えて350台に接近した。Googleアナリスティックのマーケティングデータを見る限り、何もその日アップしたブログ内容にアクセスする方が300を超えるのではなく、以前のブログ内容にアクセスされる方の方が圧倒的に多いのも面白いデータだ。

 例えば昨日の段階で言えばアクセス数の2位・3位は2年も前の投稿ブログだ。この辺りを見る限り、やはりブログは刹那的なSNSのFacebookやTwitterとは異なって蓄積される情報発信TOOLなのだと思う。

 このブログを始めたのが2013年の5月14日だから、もうすぐで丸3年経過する事に成る。この間のアクセス・ページビュー数は今現在までで17万5千余りだ。必死になって水増しアクセス数を稼ごうとするサイトと違って、自分がサイトを開けた回数はカウント出来ないようにしてあるので実質のアクセス数と視て良い。

 アクセス数のうち海外でアメリカ合衆国が多いのは定期的なブログ監視ロボットだという説もあるが、アメリカが異常に多く、英国が非常に少ないのは合点がいかない。ましてや中国などはもっと有っていいだろう。筆者は割りに純粋にアクセスしている数に近いと視ている。理由としてTwitterのフォロワーが1350名を超えている今、そのほとんどがいわゆるバーダーで、海外の人も多いからだ。ブログ更新の告知はTwitterとFacebook両方で行っているので、アップした瞬間アクセス数が急激にアップする事でも情報告知・拡散の重要性を強く感ずる。

 5日ほど前、国内の地域限定メーリングサークルへのブログ更新告知を止めた所、昨日も述べたが止まった理由を問う連絡が多数来た。経緯と詳細理由を具体的に述べてお詫びをしたが、皆さん一様に驚かれたようだった。昨日のアクセス数急増はその影響だろうか?

 このブログはパソコンでじっくり見て下さる方が75%を占め、スマホ系で観ている方は25%程度であることがやはりGoogleアナリスティックの結果に出ている。

 毎日野鳥関連のブログを掲載しているのだが、毎日そればかりでは飽きるだろうと週末2日間だけ、団塊世代の色々な話題をアップし始めたのが2年半前の12月28日。始めてすぐ、何とこの土日のアクセス数の方が平日の野鳥ネタの日より多かったりして非常に複雑な気持ちになったものだ。

 しかし此の現象は野鳥の好きな世代が団塊世代、もしくはその世代に近く、共通の話題が在る為だと分析した。開始以来の全体のアクセス数ベスト10内に「団塊世代~」が5本も入り、4~8位を占めているのだから驚きだ。アップするこちらの思惑と読者の期待が程よく合っているという何よりの証だろう。
そういう総合的な見地から見てみると、今回JR九州が来年春からスタートさせようとしている熊本~人吉間の観光列車「やませみ・かわせみ号」のプロジェクトをこのブログで取りあげない訳にはいかないと思う。

熊日新聞が報じる「やませみ・かわせみ号」記事

 八代の太田郷小学校に居た1960年から隣の八代二中に移る頃、筆者が鉄道に夢中になった事は「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」の最初のあたりに記した通りだ。当時の列車時刻表は今でも持っている。鉄道友の会に入りSLブームの5年以上も前から蒸気機関車の写真を撮りまくっていた。

 一方で、2003年九州新幹線部分開通の際の八代市の観光活性化で八代市へ通った。続いて「全国育樹祭熊本大会」、「2006年世界女性スポーツ会議くまもと」の仕事等で毎年10回以上東京から熊本県庁や市役所、あるいは熊日新聞傘下の広告関連会社に出張した。当時の県庁や市役所の方々とは今でも交流させて頂いている。この出張の際に市役所の目の前の坪井川のカワセミに驚き、同時に熊本城の野鳥撮影に嵌まり始め、更には江津湖中心に仕事の合間に各種野鳥の写真を撮り始めていた。

 つまり、小さい頃からの鉄道への関心と、地域の観光活性化という仕事の領域と、野鳥に対する興味が相乗効果を上げ始めたここ数年の成行きの中、今年の1月7日JR九州の方からヤマセミ問い合わせのEメールが来たのだった。

 もちろん個人宛のメールなので、法的にも、ルール・マナー的にも差出人に断りもなく文面を他人へ公開する様な事は出来ないので要約するが、概ね「ヤマセミという野鳥に関して人吉界隈での生態、伝説、逸話、関連史跡、住んでいる方にとってどういう位置づけなのか?」を熱心に問い合わせる内容だった。

 ちょうど5年前から人吉に通い続けて他では出来ないヤマセミという野鳥の生態と人間との共生・共創に関する研究をしていた所だったので、数日後電話を頂いて3~40分も話し込んでしまった。もちろん、これがその後の「やませみ・かわせみ号」プロジェクトの話に繋がったか否かは判らないが、結果的に功を奏する事に成ろうとはその時点では全く想像だにしていなかった。

 その中で、自分が東京の広告代理店に勤めていた時、ご縁が在って八代市の観光活性化を行っていた事、八代市の市の鳥はカワセミ、一方で街中をヤマセミが飛び交う人吉市の市の鳥はウグイスだった事。全国の都市で市の鳥が2種類以上存在する都市はいくらでも在る。その中でヤマセミを市の鳥にしている行政は、北海道の千歳市、新潟の胎内(たいない)市、岡山の高梁(たかはし)市くらいしかない。そこで人吉市のヤマセミ観察をされている方々と一緒にヤマセミを人吉市の市の鳥にしてもらおうと運動を始めて5年経つ・・などという話をした。

 もしそれが実現すれば、球磨川の上流の人吉市がヤマセミ、河口の八代市がカワセミで、同族のこの野鳥の話題を中心に一緒に色々な観光活性化策、マーケティングプランを立てられる。球磨川繋がりで八代市と人吉市が相互・相乗効果を上げられる。たとえば八代港に入港する海外からのクルーズ客を人吉に呼び込むとか、経済活性化に通ずるアイディアも出て来ようなどとお話をした。この辺りは広告代理店の仕事で観光活性化を行ってきた経験値が役に立った気がするが、思い上がりだろうか?

 更には八代駅から人吉へ向かう列車をヤマセミ号、人吉発八代行きの列車をカワセミ号とすれば、特別な列車に野鳥の名前を付ける旧国鉄・JRさんの列車に野鳥の名前を付ける伝統を守れるのではないだろうかという提案話までしたのを記憶している。自分が小さい頃からの鉄道ファンで歴代の国鉄の特急「つばめ」「はと」「はやぶさ」「はくたか」「はつかり」「白鳥」「とき」「かもめ」等には皆乗った経験があるという話もした。しかし自分にとって一番身近な「やませみ・かわせみ」という名が付いた列車が出来ればこんなに嬉しい事は無い。

 しかし、実際の話はとうの昔にJR九州社内で「やませみ・かわせみ号」というプロジェクトが出来ていたに決まっている。JRはそう簡単に一般の外部の人間のアイディア話など聞くほど甘い組織ではない。あくまで偶然、少しJRさんがプロジェクトに自信を持ったかなー?程度のモノだろう。むしろこちらの話を電話で聴いて勘違いし「どこから漏れたんだ?」と驚いたかもしれない。
 繰り返すが、これが本当に実現して、自分にとって一番身近な「やませみ・かわせみ」という名が付いた列車が出来ればこんなに嬉しい事は無い。

 新聞記事で「やませみ・かわせみ号」本決まり!の情報を得たので、JR九州の担当者宛、何かの役に立てばと自費出版したヤマセミ写真集とカワセミが載っている写真集「江津湖の野鳥」を今回地震のはるか前4月3日に贈ったが、未だに着確認メールすら来ていない。どうした事だろう?余計な事をしたつもりは毛頭ないが「こいつ、今後うるさそうだ・・。」と敬遠されてしまったのかもしれない。まあ残念だが良く有る話だ。


2016年4月22日金曜日

春の野川で久しぶりにカワセミ It is a kingfisher in spring Nogawa after a long absence !

 春に晴れ3日無し・・・とよく言われるが、この所周期的に天候が変わるので野鳥撮影も渋りがちだ。おまけに縁浅からぬ九州・熊本では先の見えない天災でクラスメートや恩人・先輩・師匠の方々が難儀を余儀なくされている。

 散々観光活性化で一緒に仕事をさせて頂いて通いなれた八代市役所が危険だという事で全員退去とは聞くだけで気が重くなる。今は昔、自分が中学1年在学の頃はこの八代市役所には県立八代高校が建っていた。時代は容赦なく変わっていくものだと思い知らされた。

 更には、せっかくJR九州が来季から八代市の市の鳥「カワセミ」をその名に掲げた観光列車「やませみ・かわせみ号」を走らせるというのが本決まりになったのに・・・。喜びもつかの間、あっという間に天国から地獄だ、一体今年はこの先どうなるのか?

 不安ばかりでは前に進めないので、今日は撮り置きのカワセミ画像を・・・。
 






 週末の「団塊世代の観光活性化話」ではこの「やませみ・かわせみ号」について私見を予定中。今朝2名と先ほど夕方1名の方から最近ブログの告知メールが来ないが・・・と連絡を頂いた。朝の方々からはまさか被災されたのか?とご心配を頂いてしまった。これで熊本県内に限って12名の方から同じような連絡を頂いてしまい、今更のように観て頂いている方の有り難さを感じ入った次第。まこと感謝に堪えない。くれぐれも健康に気を付けて1日も早い皆様の再起をお祈りしたいと思う。(注:書き入れ21日深夜)



2016年4月21日木曜日

黄昏の武蔵野にオナガが飛ぶ! Azure-winged Magpie fly at sunset in Musasino !

 2日前のこのブログで、熊本出身、熊本在住の井上晴美がブログへの中傷で投稿を止める羽目になった話を紹介したが、似たような話が沢山出て来て問題になり始めている。 http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20160419/DailyNews_1118492.html

 このサイトの解説では 「大半は被災地と無関係なネットユーザーが独善的な感覚で批判している・・。」とあるが、3.11東日本大震災等ではこういう事は無かった。地元でなければ判りようのない内容も多いので、やはり地元からのクレームが多いと思われる。他の大型災害時には不謹慎狩りの様な事象は起きなかった。SNSはとうの昔に普及発達していたし、芸能人を含めた著名人のブログやツイッターは当時も沢山在った。
 今現在筆者の熊本県内在住の友人・知人には歳が歳だけに、此処まで年中芸能人のサイトなどを観ている人はまず一人もいないだろう。
 あっという間に熊本弁?八代弁を真似して使うようになった小学6年生だもの、空気の違いには敏感に反応し、かつ必要に迫られて順応したのだと思う。

 幼心に覚えている違和感に「しちゃならんが、したらイケんと」という大勢の諫めの合唱の様な声が在る。何か目立つ事、あるいは前例の無い事をしようとする者に対して厳しく諭し止めさせる風潮が非常に強い土地柄だと思ったのだ。
 これは大人になって再び熊本にご縁が出来て、色々なイベントや観光活性化などのお手伝いに来た時にも強く感じた。そこで地元生まれ地元育ちの親友達数名に以前「一体何故なのだ?」と訊いた事が有る。そうして帰ってきた言葉が「妬むのだ、羨むのだ、だから足を引っ張ろうとするのだ」という事らしい。

 で、まさに今こうなっている状況を八代で揺れながら耐えている親友に電話で訊いたところ、「それは、今こぎゃん感じで辛らか思いばしよる自分達は、どん底の状態だいけん、部外者であれば、あるいは県外者(有名人も含む)であれば、誰にどぎゃんクレームをつけたっちゃ良かて思うとだろ?、自分(この場合は筆者の事)には判らんど?」と言われた。
 つまり、小さな時から、抜け駆けの様な事を厳しく禁止され育てられた熊本県人は、常日頃非常に規律正しく、周りを気遣いながら我慢を重ねてストレスを溜めながら生きて来ている。従ってこういう災害の真っ最中、緊張感の連続時には耐えきれず、逆のエネルギーが働いて、子供っぽく攻撃的になるという分析らしかった。

 それを聴いて、なるほど、そうだったのか!と此の芸能人ブログの話だけではなく、最近別の逢った事もない人間から攻撃された腹の立つ事象で思い当たる節があった。もちろん筆者自身の友人には、そういう切れて攻撃的になるタイプが一人もいないので、これと言った実感が無いのが少し現実離れしているのだが・・・。

 熊本県のある野鳥団体に、メンバー同士でのみメールをやり取りが出来るメーリングサークルが在るが、これに毎日アップしている自分のブログの内容が判るタイトルのみ告知してきた。しかし地震後、あるメンバーから「地震の被害に遭って辛い立場の自分としては、楽しそうなそういう告知を見ると腹が立つ・・・ヤメロ。」とクレームを受けてしまった。しかも全員が見る事の出来るメールにだ。個人的にメールをくれれば、直ぐに詫びて投稿を止めただろうに、公開リンチのような形で自分の正当性を訴えられてしまった。

 ハッと気が付き、大変申し訳なかった、と色々書いて個人宛のメールで詫びたら、今度はその文面を「こんな事言ってきやがった・・。」とメーリングリストに公開されてしまった。個人情報含めてこれは違反だろう?Eメ―ルの常識やマナーを知らないネット無知なのだろう、諦めてそれ以上は関わらない事にしたが如何にも熊本県にありがちな人種だと思った。

 単にTVのニュースや新聞の記事を観ているだけでは、こういう重大事の時の被災者達の本音は判らないものだと感じ入ってしまった。しかし同時に、顔も知らないでFacebookやEメールアドレスだけで繋がっている名ばかりの人間はやはり友達ではないという事も良く判ったのだ。
 
 しかし、今から55年程前1960年に北九州の小倉市から転校してきた際に熊本独特の空気、習慣、常識が今まで自分が育った小倉や東京のそれとは随分異なっている事を肌で感じたのは間違いではなかった。

 こういう話を聞いたことがある・・・。昔から熊本県人は地元で頭角を現しても、周りが羨みやっかむので、足を引っ張られリーダーに成れないというのだ。熊本から国のトップや大学者が殆ど出ない、明治維新にも活躍しない、せいぜい名の通った横井小楠の様な実務経済学者にしても越前福井藩の松平春嶽さんの右腕に成って初めて名が通ったのだ・・・という事を教えられた。今回それが非常によく理解できた。
 

と言いつつ、今日の野鳥は我が家の我が部屋から見る黄昏時のオナガ!




このオナガは九州では見られない。関東で観られないカササギに似ている。

黄昏の光の中、新緑の木の芽の中で集まって来るオナガ。

針葉樹が好きなようだ、良く我が部屋の前の大学構内の樹木に来る。

今はちょうど西側正面に陽が沈むので、塒入りのオナガの群れもシルエット。