2017年4月13日木曜日

団塊世代のカワセミの撮り方講座 その7. How to take picture of Common kingfishers lecture 7 for the baby-boomer generation.

 このカワセミ撮影シリーズを始めて、自分でも自分で書いている内容がきちんと正しいか否か確認の意味で、今朝近所の野川へ行き、実際にカワセミの飛翔撮影をしてみた。従って今日の画像は全て今朝のモノだ。

 今朝持参したカメラ機材は軽いものを選んだ。CANON7DMarkⅡにCANON EF70-300f4-5.6L IS USM
 セッティングはM、いつものようにマニュアルで、ISO500で撮影に臨んだ。理由はほぼ快晴だったが、カワセミの飛び回るのを手持ちで追い掛ける為、手振れ補正の範囲を超えてカメラを振り回すことを予測してのセッティングだった。と、言うより晴れていればたいがいいつもこの程度で撮影をしている。

 いで立ちは迷彩柄のパンツに迷彩柄のフリース(今朝は気温が低かった)を着用。このスタイルで居れば野鳥撮影に真剣なのだな?という判断をされるので、犬の散歩の方やただの散歩の方もやたらと「何が居るんですか?」と簡単には声を掛けてこない。

 これが普段の普通のリラックスした服装だと、気軽に声を掛けられてしまうので、目の前に被写体が居るのに撮影に没頭できない事が往々にして生ずる可能性が高い。

 基本的に野川は幅1.5m、水深10cm~80cm程度なので所々橋を渡らずとも飛び石伝いに対岸へ渡れる。つまり被写体のカワセミまでの距離は7~10mという事。5mにはなかなか近づけないし飛んでしまえば追える距離でない。

 今朝の場所はいつもの場所ではないので、まずは10分ほどカワセミの動きを観察。採餌に来ていることが見てとれたので、一旦飛んでも戻ってくると判断。案の定幅100mの間を3往復し、なおかつ留まる灌木などを把握できた。

 草の川原には降りず、舗装された道路上からすべて狙う事にした。いつものCANONフルサイズ+SIGMA50-500より軽いが、APS-Cなので300×1.6=480mm換算の為、ほぼ同等の画角で撮影できるという事だ。 
飛翔中のカワセミを横位置から撮るにはそれなりの下積みが必要。

実はツバメを追い写して練習をするのだが、慣れるには3年掛かる。

しかし慣れてくると、飛び方の習性も会得できるので1時間で数十カットは撮影出来よう。

決して危険を感じて逃げ去る訳ではない為、この様に旋回したり往復したりするので、決して追い掛けない事が最重要。

今朝の場合は採餌に必死なので撮影者の事は全然警戒しなかった。

逆にこちらの目の前3mまで直進してきて迂回したほど。

ヤマセミでも難しい正面の絵は、動きの素早いカワセミの場合はさらに難しい。今朝は非常にラッキーだった。次回はホバリングや採餌後の上昇画像など・・・。