2017年7月13日木曜日

時々ノゴマの画像を見たくなる! Sometimes I remember Siberian rubythroat's red throat.

 ノゴマという野鳥は、熊本県や関東地方では旅鳥で数日しかお目に掛かれない貴重な野鳥だ。勿論多くの絶対数が五月雨式に通過するので、2週間ほど毎日観察が可能という状況にはなるのだろう。

 で、その行き先の北海道では、6月上旬から山ほど観ることが出来る様だ。根室で繁殖期に遭遇した際に気に成ったのが、囀っている最中何故か片足立ちが多いのだ。

 真冬、アオサギやダイサギなどサギ類が沼や池で片足立ちしているのは、足が冷えるのを防ぎ、いざという時急発進出来るようにしているらしいが、ノゴマもそうなのだろうか?

 つい最近、人吉城址の角櫓でアオサギが何故片足をたたんで一本足で立っているのか?という質問を我が師匠から画像付きメールで受けた。 前からの知識を再確認する為、ネットで検索して文章に気をつけて返信した所、その回答は「両足をたたむとコケるから・・」だった。己の未熟さを深く反省した次第。
Photo by Yukito Furue

 冗談はさておき、真夏の北海道で片足立ちのノゴマの理由はまだ判らない。現場では撮影のたびに本気で皆片足を失った個体だとばかり思い込み、自然界を生き延びるのは大変だなぁと思ったのだが、そうではなかったのだ。カラスでそういうのは観た事が無いし、東京都内の公園にカワラバトでそういうのが居て、寒いのかと思いきや本当に片足だったりするから自然界は不思議だ。
大きなフキの葉の上で踏ん張るノゴマ。

左がノゴマのメス、影に隠れているのがオス。

根室公園で囀っていたノゴマ、片足立ち。

霧多布岬に行く途中で早朝、朝陽の中で囀るノゴマ。

船道具小屋の途端の屋根の上で囀るノゴマ、これも片足だ。

電線でも片足立ちで囀っていた。