2017年8月10日木曜日

ゴイサギ、コサギに採餌場を奪われる! The Night heron's feeding place was stolen by the little egret!

 このブログ2回連続でゴイサギのレポートを行ったら、ゴイサギ自体が非常に人気のある野鳥だということが判った。今日はその人気のゴイサギのパート3!生存競争の激しい野鳥の餌場争いのシーン。

 この場所は球磨川支流のある川の堰。人吉市周辺にある約25か所ある堰のうちの一つ。ここではダイサギ、アオサギ、ササゴイ、ゴイサギ、ヤマセミ、カワセミ、イソシギなどが良く採餌をしている。住宅も近くにある上、交通量が結構多い橋の傍にある堰だ。
 
 当然、年中餌場争いは激しく繰り広げられており、野鳥の生態を観察するには良い場所だ。今回は昨日の画像含めてゴイサギが同じ場所で連続3匹の魚をゲットしていたのを傍で見ていたコサギ。いきなり堰の上まで上がりゴイサギを追い払って場所を占領した。
 しかしその後コサギが餌をゲットできたかというと全然できなかった。結局以前の場所へ戻っていた。流れの中での魚を獲るのはゴイサギの方が上手なような気がする。

 昨年も同じ場所でゴイサギが何と足の爪で遡上する魚を引っ掛けた瞬間を撮影したが、今回の個体も昨年と同じ個体だったかもしれない。

 アマサギだけはこの堰に来ない。獲物が主にカエルや昆虫、ドジョウなど水性動物なので主な採餌場が水田である為だと思われる。

 唯我独尊、群れないサギなので、このゴイサギとササゴイの生態は今後も期待して良いターゲットだと思う。
堰の上で3匹の餌を得たゴイサギを見て下段のコサギが妬んで悪だくみ!

ゴイサギは「なぁーに?」という感じで近寄るコサギを訝しがるが・・・。

いきなりコサギが、「其処どけー!」と迫る。コサギは結構ササゴイやヤマセミなど、自分より小さい野鳥に対しては、強気で場所をどかす癖があることを画像で収録している。そのうちまとめてご報告しよう。

何だ何だと迫るコサギを躱すべくゴイサギは慌ててその場を離れる。

脅して場所を得たコサギ、

ゴイサギは、おいらはもう十分だからお好きに獲ってくれ、アンタに獲れるんなら…、と余裕。
どーせ、コサギにゃ此処の魚は無理だと思うよ‥‥と言ったか言わぬかは不明。